<楽天1-5ロッテ>◇1日◇楽天モバイルパーク
ロッテ佐々木朗希投手(22)がレギュラーシーズン最後のマウンドでCS出場を決めた。
5安打1失点、108球完投で自身初の2桁勝利を飾り、チームの3位と2年連続CS出場を確定させた。12日から2位日本ハムとのファーストステージに挑む。ドジャースなど、MLBスカウト10球団が視察する中での快投だった。10年に達成した3位からの日本一へ“下克上”が始まる。
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朗希がほえた! 3-1で迎えた8回、2死一、三塁のピンチ。楽天小深田を初球129キロのスライダーで二ゴロに仕留めると、佐々木は珍しく感情を爆発させ雄たけびを上げた。9回は最後の打者を打ち取ると、マウンドで喜びをかみしめた。初回に暴投で先制を許すも、2回以降は立て直し2試合連続の10奪三振。「先制されてしまったんですけど、逆転してもらってその点を守ることができてよかった」と安堵(あんど)した。
思い通りのシーズンではなかった。今季18度の登板で160キロ以上が出たのは7試合。それでも、シーズン最後には今のベストを出した。吉井監督も「大事な負けられない試合だったんで、そこで今年のベストパフォーマンス出したのは、並のピッチャーじゃできない。そういう意味では朗希もスーパースターになりつつある」と評価した。
視察したドジャース・フリードマン編成本部長も「彼は素晴らしく才能があるピッチャーであることはあきらか。いろんな才能のあるピッチャーを見て来たけれども、彼は過去にアメリカに来た才能のあるピッチャーたちの仲間に入る人材」と大物ぶりを絶賛。大物は球界全体にも影響を与えている。パ・リーグ防御率トップのモイネロや元メジャーセーブ王の守護神オスナも「ロウキは最近どうなんだ?」と動向を気にしており、NPB屈指の助っ人たちも目を引く存在だ。
10年も3位でCSに出場。ファイナルステージは1勝3敗の土俵際から3連勝で勝ち抜き、日本シリーズに進出した。中日との15回引き分けなど死闘の末に日本一をつかんだ。チームを勝利に導いた右腕は「クライマックスシリーズは3位からになると思うんですけど、日本シリーズ行って、日本一になれるように頑張ります」と宣言した。再びの下克上へ、新たな戦いが始まる。【星夏穂】
▼ロッテ佐々木がプロ5年目で初の2桁勝利。22年の9勝を上回った。完投は22年4月10日オリックス戦(完全試合)、同9月2日オリックス戦に次いで2年ぶり3度目。過去2度はZOZOマリンで記録しており、ビジターでは初完投。無四死球完投は前記の完全試合以来2度目となった。今季初の2試合連続2桁奪三振をマークし、2桁奪三振は通算20度目。
▼ロッテが2年連続でCS出場を決めた。プレーオフ、CSの第1ステージ(S)出場は9度目になるが、過去8度のうち7度を勝ち抜き、1S突破7度はソフトバンクの6度を上回る最多。エスコンフィールドに乗り込む日本ハムとの対戦でも、3試合制での強さを見せるか。