<ソフトバンク1-0ロッテ>◇4日◇みずほペイペイドーム
パ・リーグ王者のソフトバンクが最終143試合目を白星で飾った。ロッテ戦で1-0勝利し、小久保裕紀監督(52)は新人監督では歴代最多となる91勝目。レギュラーシーズンは両リーグ断トツの勝率6割5分で終えた。先発の大津亮介投手(25)が6回1安打無失点の快投で勝利に貢献。ポストシーズンでの先発ローテーション入りへ大きく前進した。
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小久保ホークスは貫禄を示したままレギュラーシーズンを終えた。143試合目で1-0勝利。小久保監督は新人監督最多の91勝目だ。「大した感想はありません」と大記録には無関心だったが、4年ぶりのリーグ優勝を達成してからは6勝2敗。V決定後も緩めることなくファンに白星を届けた。
今季は6月から主砲柳田を欠き、9月中旬からはリーグ首位打者の近藤が故障離脱した。投手陣でも勝ちパターンだった藤井、松本裕、オスナ不在の期間があった。万全でなくとも勝率6割5分は両リーグ断トツ。指揮官は「優勝するまでの戦いは、けが人も出た中で新しい若い選手も出てきたり」と若手を評価した。さらに開幕前から「野球はピッチャー」と話してきただけに「最後までいいピッチングだったと思います」と投手陣もたたえた。
シーズン最終戦でも大きな収穫があった。先発の大津が6回1安打無失点の快投。CSの先発ローテーション入りへ大きく前進した。小久保監督は「まだ決まっていない」としたが、有原、モイネロ、スチュワートは当確済み。残る2枠を大津、大関、石川、松本晴、前田純らで争っている状況だ。前田純は5日のファーム日本選手権に先発予定で、石川は同日にファーム施設でライブBPを行う。7勝目を手にした大津は先んじてアピールに成功した。「いい投球ができて本当にうれしいです。感覚はベストに近い状態だった。CSで絶対に投げたいので、評価を上げられるように全力で投げました」と笑みを浮かべた。
今後は10月16日に開幕するCSファイナルステージに備える。CSでも先発を含む投手陣が勝利のカギを握るだけに、大津の快投に首脳陣もさらに頭を悩ませることになりそうだ。5連勝締めでソフトバンクが圧倒的な強さを誇った。【只松憲】
▼ソフトバンクは今季の総得点が607、総失点が390で、得失点差がプラス217。得失点差プラスが大きいことは、投打のバランスが良いことを示す。NPB史上得失点差プラスが最も大きかったのは、50年の松竹でプラス384だが、ソフトバンクではダイエー時代の03年プラス234(822得点、588失点)が最高。球団で得失点差プラス200超はこの年だけで、今季は球団史上2度目の200超えとなった。03年はチーム防御率3・94で、同打率が2割9分7厘。100打点以上が4人もいる強力打線を誇った。今季は攻撃陣が12球団最多得点の一方、投手陣もチーム防御率2・53に、12球団最少53失策とディフェンス面も堅く失点はリーグ最少。投打の好バランスが、91勝を挙げ、リーグ戦を独走した原動力といえそうだ。
▼ソフトバンクが91勝でシーズンを終了。91勝以上は、94勝した17年ソフトバンク以来プロ野球9度目で、ソフトバンクが南海時代を含めて半数以上の5度記録している。小久保監督は就任1年目で、新人監督としては02年伊原監督(西武)と15年工藤監督(ソフトバンク)の90勝を抜く最多勝利となった。