感謝の初タイトル! 阪神桐敷拓馬投手(25)が最優秀中継ぎ投手に輝いた。
43ホールドポイント(HP)で並んでいた中日松山が最終戦を終え、分け合うことが確定した。阪神の同タイトルは22年の湯浅以来。
「今年はまっすぐの調子の波が少なかった。悪いときにどう抑えるのか、自分なりにできた」と充実感をにじませた。
プロ3年目は開幕からセットアッパーとしてフル回転した。HPの内訳は救援勝利3、ホールド40。70試合登板は両リーグダントツでありながら、防御率1・79、被本塁打ゼロと内容も文句なし。打線の援護が乏しい中、僅差の逃げ切りは数知れず。石井との「石桐コンビ」の奮闘なしでは優勝争いもなかった。
昨季、フレッシュ救援を見た岡田監督に中継ぎ適性を見いだされ、花開いた。その恩人が今季で退任する。「まだCSとかもあるから、正直あまり実感がなくて…。でも、監督がファーストステージ、ファイナルステージと残りの試合全部、全力で行こうと言っていたので。やっていけるようにと強く思いました」と気持ちを新たにした。
昨年はCSファイナルで2試合、日本シリーズで3試合を経験している。虎の鉄腕にかかる期待は大きいが、気負いはない。それも監督の教えだ。「去年からずっと監督が言っていた『普段通り』というか。残りの一緒に野球をやる期間を、よりそういう強い思いでやっていけたら」。花道を飾る戦いが始まる。チームのためなら、何度でもマウンドに向かうつもりだ。