同大の花野巧監督(71)が立命大との最終節を終えた21日、11月30日限りでの退任を表明。4年間の任期を全うした。今節は2試合連続の0封負けで勝ち点を逃し、5位。「残念ですけど、それも私がやってきた最後のシーズンでこういう結果ですから、仕方ないです」。
21年から4年間、優勝はなかったが、打撃指導に定評があり、21年秋から5季連続で青地斗舞(23年卒=大阪桐蔭)ら4人の首位打者を輩出した。獲得者の1人で現主将・川久保瞭太内野手(4年=桐蔭学園)は「技術だけでなく、社会人として恥のない行動をとるよう教わった。2連勝で終わりたかったのが本音です」と話した。
最高成績は、22年春秋2季連続の2位で、MVPに輝いた高橋佑輔投手(23年卒=現東邦ガス)、小倉悠史投手(23年卒=現パナソニック)ら盤石な投手陣を擁した。「あの年は、一番優勝争いをした年」と回顧。同年の思い入れのある教え子の1人に東山玲士投手(23年卒=現ENEOS)を挙げ、当時は3番手として信頼を寄せたが、今秋ドラフト候補にまで成長した右腕に感謝した。「東山は、高橋、小倉の次にいたけど一番重要なポストを握っていた。2人が先発してから、後ろは全部東山に任せていて、一番監督としたら…」と回想した。
花野監督は同大を卒業後、1976年(昭51)に社会人野球の名門・日本生命で内野手として入社。85年の都市対抗初優勝に貢献し、同年の社会人野球ベストナイン(三塁手)に選ばれた。社業を経て、2010年(平22)から監督として指揮を執り、在任4年間で巨人小林誠司(13年=ドラフト1位)ら5選手をプロの世界へ送った。現在は同社のOB会長を務めるが、今後については未定だ。
後任は、今春からコーチを務める竹川智之氏(53=元東邦ガス監督)に決定。同大学OBで在学時は、宮本慎也氏(53=日刊スポーツ評論家)らとプレー。1891年(明24)創部の古豪を強化する。「伝統のある野球部で、14年間優勝ができていない。自分が力になれば。まずは、選手たちの意識をプラス思考にできるよう、頑張りたい」と意気込んだ。【中島麗】