【阪神】レジェンド吉田義男氏の長年の思い実った 吉田シート創設「何とかご恩返しをと」

吉田義男氏(2024年4月3日撮影)

阪神は15日、球団創設90周年企画で「吉田義男シート」を設置すると発表した。

今季、甲子園で行われるレギュラーシーズン公式戦の全試合(振替をのぞく)において、2組4人をアイビーシートに招待する。対象者は25年度のファンクラブ会員、ファンクラブKIDS会員、「Tigers iD」会員(登録無料)。申し込みは22日まで。申し込みはそれぞれの会員専用ページから。

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阪神のレジェンド吉田義男氏(91=日刊スポーツ客員評論家)は現役時代、華麗なフィールディングを誇り、史上最強の遊撃手との評価もある。「今牛若丸」のニックネームでも知られた。阪神の監督を3度にわたって務め、1985年は21年ぶりのセ・リーグ制覇、球団初の日本一に導いた。

53年のプロ入りから阪神に寄り添い、球団の栄光と挫折が交錯した長い歴史を知り尽くす。吉田氏は「今では考えられないほど観客が少なかった時代を経験したものからすれば、球界きっての人気球団になりました」という。

レジェンド中のレジェンドは「なんらかの形でファンにご恩返しがしたい」と企画を温めてきた。今回、球団90周年のメモリアルを機に「吉田シート」を提案し、阪神粟井一夫球団社長(60)の承諾を得て実現した。

甲子園球場にOBの個人名がついたシートが設置されるのは異例といえる。現役時代の背番号「23」は永久欠番。名実ともに伝説を築いた“ヨシダヨシオ”はタイガースブランド。「阪神が永遠であるために、これからもOBとして協力を惜しまない」と支援を約束した。【寺尾博和】

吉田氏のコメントは以下の通り

わたしは選手として、また監督、解説者、評論家として、半世紀以上にわたって阪神タイガースに関わってきました。人生をささげてきたといっても過言ではありません。これまで厳しく、かつ温かく見守っていただいたファンの方々に、何かご恩返しができないものかと、ずっと考えていました。このたび「わたしの思いを『吉田義男シート』という形で示すことができないでしょうか」と粟井球団社長にご相談したところ、快く承諾していただきました。わたしからのささやかな感謝の気持ちを込めた企画です。今後もプロ野球界を支えてきた老舗球団として、先人に敬意を表し、歴史と伝統を継承してほしいと強く願っています。引き続きご声援のほどお願い申し上げます。

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