原辰徳氏が殿堂入りのイチロー氏を語る 09年WBCのベースランニングの記憶

野球殿堂入り通知式でゲストスピーチをする原氏(撮影・垰建太)

巨人前監督の原辰徳オーナー付特別顧問(66)が、野球殿堂入りしたイチロー氏(51=マリナーズ球団会長付特別補佐兼インストラクター)を祝福した。

資格1年目での殿堂入りは18年松井秀喜氏、金本知憲氏以来、7年ぶり7人目で「さんぜんと輝く野球人ですよね」とたたえた。

09年のWBCでは、監督と選手の立場で共闘し、世界一を達成した。「お互いスクラムを組んで、前に進んだって感じはするけどね。いいスクラムを組んで、戦えたなという感じはしますね」と振り返った。

数ある中でも、印象に残るシーンは、宮崎合宿初日のベースランニングだった。「先陣を切って行ってくれたっていうのは、あれがやっぱり結果的には世界一につながったかなと思っています」と称賛した。

ベースランニングでは川崎宗則の後、チームを鼓舞するようにさっそうと走った。「あれがやっぱり、イチローなんだね。普通なら、やっぱりスーパースターっていうのは、おもむろに最後ぐらいにいって、じゃあ走ろうかっていうものだよね。でも、先陣を切っていって、超満員の観客が『うわぁー』というね。あれでチームが1つになった感じはあったね。我々も非常に強く、勇気をもらった」と思い返した。