究極の理想は143勝0敗-。ソフトバンク孫正義オーナー(67)が24日、リーグ連覇と5年ぶり日本一奪回を狙うチームを鼓舞した。都内のソフトバンクグループ本社に訪れた小久保裕紀監督(53)と報道陣の取材に対応。3連発で「勝つ」という言葉を出すなど熱弁を振るい、2年目を迎える小久保ホークスには「全勝」のつもりで戦うことを望んだ。
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鷹の総帥はまだまだ勝ちに飢えている。昨季、小久保監督は新人監督として歴代最多の91勝。孫オーナーは「いやもう、素晴らしかったですよね。申し分のない活躍だったと言えるんじゃないでしょうか?」と終始ご満悦だった。就任2年目の期待は計り知れず「ハハハ。それは望むのは全勝ですよ。理想はね」と白い歯を見せた。
決して厳命ではない。孫オーナーは「でも、もちろんそういうわけにはいかない。ほかの球団の皆さんもいろんな対策をして一生懸命に頑張ってくるでしょうから」と他球団へのリスペクトを忘れなかった。肝要なのは「そういう高い目標」でプレーすること。オーナーは紛れもなく世界を代表する事業家。「僕も事業家ですから事業をやってますけど、毎日いろんな新しい問題や難しい問題がある中で、常に高みを目指して頑張る。勝負ごとはみな勝ちを目指さなければならないですから」。ビジネスにもスポーツにも通ずる勝利のマインドだ。究極の理想は143勝0敗で「とにかく勝つ。正々堂々と勝つ、勝つ!」と「勝つ」3連発まで飛び出した。
総帥の隣にいた小久保監督も一段と表情を引き締めた。今オフはメジャー帰りの上沢直之投手(30)を迎え入れるなど投手陣の補強に成功。上沢については「(先発)ローテーションで争ってもらうことは間違いない」と改めて期待を寄せた。報道陣の取材を終えると、王貞治球団会長も交えて孫オーナーと対談。年に1度のオーナー訪問は充実の時間になったようだ。
孫オーナーは計7分間、チームに激励の言葉を送った。「日本一もかかってますからね。課題の積み残しというのもありますから」。都内にあるソフトバンクグループの総本山で固い握手が交わされた。【只松憲】