DeNAが27日、トレバー・バウアー投手(34)の獲得が決定したと発表した。2シーズンぶりの復帰となる。単年契約で年俸、出来高含めて契約総額600万ドル規模(約9億3000万円)。背番号は「96」。関内ホールで行われた「初春の集い」で新スローガン発表と新ホームユニホームのデザイン発表とともに、ビッグサプライズとなった。
バウアーは会場に流された映像に手を振って登場し、大きな歓声が起きた。「横浜、そして日本のファンの皆さんこんにちは。また皆さんに会えるのが楽しみで待ちきれません。今シーズンまたDeNAベイスターズでプレーすることを伝えられて、本当にうれしいです」と語った。
バウアーは20年にサイ・ヤング賞を受賞するなど、MLBでの実績、実力は十分。DV疑惑でMLBから出場停止処分を受け、23年に電撃来日すると、19試合に登板し、10勝4敗、防御率2・76をマーク。今永や東らとともに先発陣をけん引してきた。
メジャー移籍を目指して昨季はメキシカンリーグでプレー。10勝0敗で年間最優秀投手賞を受賞していた。チーム防御率はヤクルトに次いでリーグワースト2位の3・07だった投手陣の強化に最強戦力が加わる。 プレー面以外でも、ユーチューバーとして日常やトレーニングなど、さまざまな角度の動画をアップするなど話題にも事欠かない。さらにデータや機材などにも造詣が深く“野球オタク”ぶりは、才能豊かな若手投手陣たちにも成長のきっかけになり得る。
昨季はリーグ3位に終わりながら、ポストシーズンから団結して26年ぶりの日本シリーズ優勝という下克上を果たした。チーム全員が口をそろえる「27年ぶりのリーグ優勝と日本シリーズ連覇」へ。バウアーが横浜に歓喜をもたらす。
▼バウアーは前回来日した23年に5~8月の4カ月だけで10勝しており、今季も10勝する可能性は十分ある。昨季8勝のジャクソン、同6勝のケイもそろって日本シリーズで白星を挙げるなど、2年目は先発ローテーションの軸になりそう。プロ野球史上初の助っ人10勝トリオが誕生するかもしれない。外国人投手の10勝コンビだけでも珍しく、過去は09年巨人(ゴンザレス15勝、グライシンガー13勝)、11年日本ハム(ケッペル14勝、ウルフ12勝)の2例しかない。