【西武】助っ人獲得アプローチを広池本部長らフロントは見直していた 最下位からの浮上担う4人

笑顔を見せる西武新入団選手たち。左から西武トレイ・ウィンゲンター、タイラー・ネビン、、広池球団本部長、エマニュエル・ラミレス、レアンドロ・セデーニョ(撮影・横山健太)

今年こそ“助っ人”になれるか。西武は29日、トレイ・ウィンゲンター投手(30=カブス)、エマニュエル・ラミレス投手(30=マーリンズ)、レアンドロ・セデーニョ内野手(26=オリックス)、タイラー・ネビン外野手(27=アスレチックス)の新外国人選手4人の入団会見を行った。

主軸のFA流出で過渡期にある。しかし近年は助っ人打者が頼りなく、若手に過度の重圧がかかった。シーズン91敗の屈辱から脱すべく、就任間もない広池浩司球団本部長(51)はアプローチを見直した。

「近年は3Aの成績がそのままNPBの1軍に反映されない。日本の投手は本当にレベルが高いので。メジャーでの数字や姿も少し考えて獲得しようと」

例えばネビンに対しては「昨季3Aの14試合で打率2割9分6厘、4本塁打、OPS1・0超のネビン」ではなく「昨季メジャー87試合で打率2割4厘、7本塁打のネビン」で見た。生の動きに加え、メジャーでのコンタクト率や打球角度など数値の精査を「より丁寧に行いました」と本部長は説明する。

失敗は許されない。対象の市場グレードを少し上げ、候補者の分析時間を増やした。ネビンとの正式合意は1月半ば。「どうしても決定も遅くなるので少しやきもきさせてしまいました」と経緯を明かす。

あとは異国に溶け込む気概があるかどうか。近年は「日本野球へのリスペクトが…」と球団関係者が首をひねる助っ人もいた。さて今年の4人は。広池本部長は「日本文化も含め、積極的にアプローチしようって気持ちがありますよね」とひと安心。約57分の会見では、4人の誠実な人柄も浮かび出た。【金子真仁】

◆トレイ・ウィンゲンター 1994年4月5日、米アラバマ州生まれ。23年はタイガースでプレー。24年7月にレッドソックスへトレードされ、8月にカブスと契約。メジャー通算97試合に登板。201センチ、107キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸1億2000万円。

◆エマニュエル・ラミレス 1994年7月15日、ドミニカ共和国生まれ。パドレス、ブレーブス、ヤンキースなどのマイナーでプレーし、24年はマーリンズでメジャー昇格。メジャー通算15試合に登板。188センチ、86キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸1億3000万円。

◆レアンドロ・セデーニョ 1998年8月22日、ベネズエラ生まれ。14年にカージナルスと契約。メジャー昇格はなく、22年12月にオリックスと育成契約。23年5月に支配下選手契約。NPB通算155試合で24本塁打、71打点、打率2割5分4厘。194センチ、118キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸1億6000万円。

◆タイラー・ネビン 1997年5月29日、米カリフォルニア州生まれ。21年にオリオールズでメジャーデビュー。タイガース、オリオールズ復帰を経て、昨年はアスレチックスでプレー。193センチ、102キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸2億5000万円。父は前エンゼルス監督のフィル・ネビン氏。

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