阪神山田脩也内野手(19)が、虎の名遊撃手の系譜を継承を誓った。
先輩OBの鳥谷敬氏(43=日刊スポーツ評論家)らと5日、沖縄・南風原町の沖縄県立南部医療センター・こども医療センターを慰問。子どもたちとの交流で「元気をもらった」と笑顔の若虎は、3日に亡くなった吉田義男さんや鳥谷氏のようなレジェンド遊撃手への成長を期し、決意を新たにした。
「野球はセンターラインがしっかりすれば強いチームになると思う。自分もそういう存在になれるようにやっていければ」
吉田さんについては「すごい方」と尊敬のまなざし。選手寮「虎風荘」の廊下に飾っているOBパネルで、偉大さを実感しながらプロ生活を送ってきた。阪神は代々、吉田さんをはじめ、藤田平氏、鳥谷氏らの名遊撃が歴史を彩ってきた。「自分もそういう存在になりたい。伝統をしっかり引き継いで、これからの阪神タイガースを築いていきたい」と力を込めた。
昨春季キャンプで臨時コーチを務め、直接指導した鳥谷氏はこの日「1軍の選手と交ざって練習しても違和感がない。高卒2年目じゃない落ち着きや言葉のチョイスがある」とあらためて評価。山田も「守備の面を一番教えてもらいました。(昨季は)シーズンを通して生かせたと思う。(今季も)引き続きレベルアップできるように」と感謝し、抜てきされた宜野座キャンプで奮闘を続けている。
吉田さんは今季、甲子園にファンを招待する「吉田シート」を設置し、鳥谷氏は慰問など慈善活動に力を入れている。「自分も積極的にやっていけたら」。グラウンド外でも名OBの背中に学び、虎を代表する遊撃手になる。【塚本光】