球界最年長は“古田スイッチ”でプロ24年目も駆け抜ける。
ヤクルト石川雅規投手(45)が8日、沖縄浦添キャンプで古田敦也臨時コーチ(59)にブルペン捕手を務めてもらった。直球、カットボール、シンカーを交えて20球を投じ「ナイスボール!」と激励を受けてがっちりと握手を交わした。
頼られることの多いベテラン左腕にとって、毎年恒例となっているレジェンドとのブルペン投球は特別な時間だ。「毎年お願いしていて、今年も古田さんが『やろうか』と言ってくださった。ルーキーのピリっとした気持ちに戻れる」と充実の表情を見せた。02年の入団1年目から球を受けてもらった縁がある。自ら「古田さんに初めて受けてもらったボール」と記し、“初古田さんボール”は大切に実家で保管している。
今年で60歳になる古田臨時コーチは、還暦のタイミングでブルペン捕手の引退を示唆していたが「ダメです。僕が現役でいる以上は、毎年受けに来ていただきたい」と話した。
今季は新記録更新となる24年連続勝利と史上最年長開幕投手が目標。「まだこの年でもユニホームを着させていただいている以上は、限界をつくらず上を目指していくのが選手だと思う」と色あせぬ野心で記録を塗り替える。【佐瀬百合子】