<練習試合:DeNA6-8中日>◇15日◇宜野湾
中日移籍2年目の上林誠知外野手(29)が、チーム対外試合1号を放った。「2番・右翼」でスタメン出場し、1回無死一塁の第1打席、2ボール2ストライクから高め内角直球をライナーで右翼席へ運んだ。
「当たりは完璧。うまく(体が)回れました」。左手には井上一樹監督(53)が現役時代につけていたように、ピンク色のリストバンドで打席に立つ。「ピンキー効果。ピンキー1号ですね」と笑った。
23年オフにソフトバンクを戦力外となり移籍した昨季は46試合、打率1割9分1厘と期待に応えられなかった。「結果が求められる状況になってきているんで」と、開幕1軍へ厳しい生き残りの中、待望の1発が飛び出した。
キャンプ中、毎日遅くまでロングティーにつきあう松中信彦打撃統括コーチ(51)は「まだまだ。あとの打席の内容が悪い。振れているけど、結果ですよ」と厳しい。井上監督も「本人がすごく殻を破りたいと思ってやってくれている。2ランは自信をつけてほしいし、外野のレギュラー争いに上林を外したらいかんやろという状況をつくってくれるのが、あいつがやらなきゃいけないこと」と、結果を求める。クールキャラな男が、監督の現役時代と同じ色のリストバンド、マスコットバットでアピールを続ける。開幕からピンクの大きな花を咲かせるため、がむしゃらにキャンプを送っている。【石橋隆雄】