開幕4番に内定している日本ハム野村佑希内野手(24)が、台湾で「4番の仕事」を披露した。1日、台湾・統一戦に「4番一塁」でフル出場。6回1死二塁の好機で、きっちりと左前適時打を放った。初めて訪れた台湾で過ごす日々も楽しみながら、4番打者として求められる勝負強さを発揮。開幕まで1カ月を切った中で、しっかりと4番の風格が漂ってきた。
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野村が思い切りよく変化球を捉えた。6回1死二塁。直前の暴投で一塁走者の清宮幸が得点圏へ進んだ直後の「チェンジアップじゃないですか。落ち球系」をシャープに振り抜いた。打球は三遊間を抜けて左前へ、清宮幸が二塁から生還。リードを3点に広げる“4番の仕事”は、課題としてきた試合中の修正力によって生まれた。
野村 (対戦相手が)初めてのピッチャー。(4回の)2打席目がちょっと中途半端になっちゃったので、そこの反省点も踏まえながらって感じですかね。
台湾での親善試合。どんどん交代してくる初見の投手を打ち崩す難しさがある中で、4回の打席では初球の内角低めのボールに手を出して遊ゴロ併殺打。強振できなかった反省を生かして、6回の適時打につなげたように試合の中で失敗を引きずらない強さは、4番定着へのキーポイント。開幕4番からの覚醒へ、期待が高まる“台湾初安打初打点”となった。
初めて訪れた台湾での食生活も難なくクリアしている。「僕、結構なんでも食べられるというか、いろんなものを食べたい派。(台湾の)食も全然気になんないぐらいおいしい」と、もともと持ち合わせるチャレンジ精神を発揮中だ。
2月27日のレセプションパーティーでナマコも食した。「ゼラチン系というか、初めての食感っていう感じ。大好物にはならなかったですけど」と苦笑いも台湾の食も攻略した。この勢いで4番としても開幕まで突き進むのみ。「修正を繰り返しながら100%の状態で開幕を迎えられるように」とライバルたちの攻略へ向けても仕上げていく。