【日本ハム】万波中正今季1号、台湾ゆかり?の名前で注目浴び目覚めた お立ち台では「謝謝!」

日本ハム万波中正(2024年撮影)

<台湾シリーズ:日本ハム3-0統一ハム>◇1日◇台湾・台北ドーム

【台北(台湾)1日=永野高輔】縁ある? 台湾で目覚めの1発だ。日本ハム万波中正外野手(24)が台湾シリーズ初戦の統一戦の4回2死二塁、左越えに豪快な25年1号を放った。

タピオカ飲料などで人気の現地の紅茶店「萬波(WANPO)」と、中華民国初代総統の蒋介石の本名「中正」を背負っていることで、試合前から注目を浴びる中、しっかり存在感を示した。

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2万7066人が集まった台北ドームで、万波が爆発した。メンバー発表から一段と大きな声援を受けた中で、決勝弾を含む2安打2打点の大活躍だ。お立ち台では「シェイシェイ(謝謝)!」と元気よくあいさつ。さらに「台湾の皆さんも、日本から来てくれた皆さんも最高だなって思ったし、国境を超えてこれだけ盛り上がれる野球ってスポーツは、本当に最高だなって思いました」と加えた。

不振を吹き払う大きな1発だ。キャンプ中の実戦は8戦連続無安打。試合前日、自身が台湾の人気紅茶店「萬波」と、初代総統・蒋介石の本名「中正」を背負っていると現地メディアに聞いた直後、試合での目標は「バッティングは期待薄。補殺を見せられたら」と弱気だった。だが、マイクを使った台湾独自の応援で何かが目覚めた。「試合前からCSみたいなすごいテンション。いい結果になるんじゃないかなと思った」とスイッチが入った。

新庄監督も絶賛だ。「明日はタピオカのデザインのヘルメットかぶって出てもらおうかな」とジョークをかましつつ、野球の話も忘れない。「真っすぐを1、2、3で打ったのかと聞いたら、しっかり見極めて打ったと聞いた時に、おっ、良かったと。1、2、3だと結構、間が取れない。でも、見極めてトップができて間があって、すごい最短距離で。ポーンッと、いい打球でしたね」。万波自身も「どちらかというと変化球マークが強い中でストレートに反応できた。ダイヤモンドを回っている時は最高でしたね。本当に気持ち良かった」と喜んだ。

調子を上向かせる一打にも、一喜一憂はしない。米国自主トレからの打撃フォーム修正は、まだ途上にある。「今の結果がそこまで重要ではない。結果が出るに越したことはないですが、大事なことは見失わないように」。浮かれることなく、より高いレベルで戦うための取り組みを続けていく。

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