<オープン戦:ソフトバンク3-1ヤクルト>◇5日◇みずほペイペイドーム
リーグ連覇を目指すソフトバンクの25年型打線が見えてきた。5日、ヤクルトとのオープン戦で2試合連続となる「2番柳田-3番近藤-4番山川-5番栗原」をスタメンに据えた。昨季の近藤健介外野手(31)に代わる新5番候補の栗原陵矢内野手(28)は1ー1の7回無死二塁で決勝の適時二塁打。今季の本拠地初勝利を呼んだ新オーダーがハマれば、開幕スタートダッシュは間違いない。
◇ ◇ ◇
小久保監督は打線のキーマンに試合前から重圧をかけていた。「この打順が機能するためには栗原がポイントになる。試合前に本人と話をしてプレッシャーかけておきました」。指揮官がゲキを飛ばした栗原は1-1の7回無死二塁、新5番として決勝の適時二塁打。栗原は「チャンスで1本出すことができて良かった」と重圧を跳ね返しての一打にホッと胸をなで下ろした。
春季キャンプで独自調整が許されていた主力の「S組」は、前日4日のヤクルト戦で初実戦を迎えた。「2番柳田-3番近藤-4番山川-5番栗原」だったスタメンは、この日も全く同じ並びだった。小久保監督は「栗原が一皮むけてくれたことでこの打順が組めた」と説明した。
4番山川との勝負を避けられないようにするため、昨季は球界屈指の強打者である近藤を5番に据えていた。結果的に山川は移籍1年目から34本塁打を記録して本塁打王を獲得したが、今季はその山川を生かすための重要な5番を栗原に任せるプランだ。
栗原は昨季140試合に出場し、打率2割7分3厘、20本塁打、87打点を挙げてベストナインに輝いた。オフの11月には侍ジャパンの5番としてプレミア12の準優勝に貢献。5番を任せるには実績は申し分ない。指揮官も「去年よりも自分の型が見つかったという判断です」と全幅の信頼を寄せている。25年型の新オーダーの核となりそうだ。
5番問題が解決し、2番柳田-3番近藤も自然と固まる。この日の栗原の決勝打は近藤からの3連打で生まれた。開幕までに他の打順も試される見込みだが、今季の本拠地初勝利を呼んだ新オーダーがハマれば、開幕スタートダッシュは間違いない。左膝の手術から再起した周東も1番に加え、超豪華な上位打線を形成する。【只松憲】