4月1日のホーム開幕戦(対ソフトバンク)の先発が内定している日本ハム伊藤大海投手(27)が7日、エスコンフィールドで“初投げ”を行った。自主練習に姿を見せ、実際のマウンドで投球練習。「特にマウンドの仕様変更もないので、投げやすい。やっぱり好きなマウンドだな」と再確認しながら、登板予定の9日中日戦へ向けて32球を投げた。
状態も上々だ。「思った通りに投げられている。最後の1球は、すごいよかった」。その32球目を投げる直前。「ラスト、インコース真っすぐ、いきます」と宣言して右打席に立っていた加藤投手コーチの膝元へ“バコーン”。キレ抜群の直球が吸い込まれたミットの衝撃音とともに「ヤァーー!」という伊藤の雄たけびが球場内に響き渡った。
勝負球の精度を高める独自の取り組みが、レベルアップのキーポイントだ。「今年のキャンプから意識的に2ボール2ストライクから投げるって決めている」。投球練習では投手、打者ともに難しいシチュエーションのカウント2-2を常に設定。次の1球で、どう打者を仕留めるか。「ボール球は投げたくない。ストライクゾーンで打たれるのはもったいない。ストライクからボール球になるように投げたい」と全球種を決め球にするイメージで丁寧に調整を進めている。
9日中日戦では先発予定の北山のあとに、3イニングを投げる予定。「この間(2日の台湾・中信兄弟戦)は走者を出してからボールが弱くなった感覚があったので、そこだけちょっと意識的にできたら」。本拠地開幕へ向けても徐々にギアを上げる。【木下大輔】