【ソフトバンク】今宮健太「結果を出さないと」13年連続の開幕遊撃へ1軍復帰即万全アピール

ソフトバンク対広島 3回裏ソフトバンク無死、今宮は中前安打を放つ(撮影・梅根麻紀)

<オープン戦:ソフトバンク5-1広島>◇21日◇みずほペイペイドーム

役者がそろった。左ふくらはぎ痛から再起したソフトバンク今宮健太内野手(33)が駆けつけ即、完全復活の快音を奏でた。この日1軍に合流し、広島との本拠地オープン戦に「7番遊撃」で出場。3回の第1打席で中前打を放つと、4回1死満塁の第2打席では左翼線へ適時二塁打。13年連続の開幕遊撃へ、万全をアピールした。オープン戦ノーアーチだった4番の山川穂高内野手(33)にも12試合目で待望の1号2ランが飛び出し、小久保鷹が開幕戦へ臨戦態勢を整えた。

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「めちゃくちゃ緊張しました」。プロ16年目のベテランでも苦笑いが出た。今宮の今季初めての1軍実戦は、みずほペイペイドームでの広島戦。球場に名前がコールされると、鷹ファンから一際大きな声援がこだました。左ふくらはぎ痛から再起した内野の要が満を持して1軍に帰ってきた。

並々ならぬ思いが結果に結びつく。1軍復帰即「7番遊撃」で出場し、3回無死の第1打席で広島の開幕投手が内定している森下から中前打。お手本のようなセンター返しに「らしいヒットが打てました」と自画自賛した。4回1死満塁の第2打席では左翼線へ適時二塁打。河野の高めカットボールを引っ張り、決勝点を呼んだ。2安打2打点の完全復活劇。「余裕がある立場ではない。結果を出さないといけないと自分にプレッシャーをかけています。その中で今日はまず結果が出せてよかったです」。13年連続の開幕ショートを決定的にしたが、慢心することはなかった。

春季宮崎キャンプ第3クール最終日(2月13日)の練習中に左ふくらはぎを痛めた。その後は約1カ月間のリハビリ生活。「今年は無理かな…」。一抹の不安を抱きつつ、毎朝午前6時半に自宅を出発し、同7時半から福岡・筑後市のファーム施設で懸命にリハビリを行ってきた。開幕に間に合う兆しが見えた瞬間から「少ないチャンスをものにしないといけない」と目の色を変え、この日の復活劇につなげた。

3度の守備機会も安定していた。2回はファビアン、会沢の遊ゴロを連続で処理。「早い段階で飛んできてよかった。ディフェンスの選手なので、できなかったらホームラン50本は打たないといけない」と冗談交じりに笑った。小久保監督もひと安心で「今日ぐらいの打順になると思う」と開幕は「7番遊撃」が濃厚。つなぎの名手が開幕に滑り込み、25年ホークスの顔ぶれがそろった。【只松憲】

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