【日本ハム】「半袖しか持ってない」伊藤大海、肌寒い仙台で熱い投球 120球自己最多13K完投

楽天対日本ハム 勝利しファンの声援に応える日本ハム伊藤(撮影・鈴木正人) 

<楽天2-5日本ハム>◇8日◇楽天モバイルパーク

日本ハムの“半袖エース”伊藤大海投手(27)が肌寒い仙台で連敗を止めた。この日の120球目は152キロ直球。気持ちも乗ったストレートで代打伊藤のバットに空を切らせた。自己最多13奪三振で今季初完投勝利。「先週のホーム開幕戦でふがいない投球をしてしまった。今日はカード頭で絶対最後まで投げるんだという気持ちで投げました」。雄たけびを上げた午後9時の気温は10度。寒さを感じさせない熱投だった。

奪三振ショーの起点は、悔しい被弾だった。2回、浅村に先制1号2ランを献上。「うわぁ、またか」。1週間前の本拠地開幕戦では2被弾を浴びて負け投手となったが、同じ失敗を繰り返さないのがエースだ。「やっぱ攻めきらないと、ああいう結果になる。そこで気持ちを切り替えられた」。次打者の武藤から、この日最初の奪三振。力のこもった直球を軸にスライダー、フォーク、スプリット、カットボールと変幻自在にウイニングショットを操り、三振の山を築いた。

5回5失点だった前回登板後も投球フォームや取り組みは「本当に何も変えてないです。そのまま、行きます」。ブレない強さがエースの真骨頂。「半袖しか持ってないです」と昨季から続ける半袖姿も変えず…。でも「さすがに…」と、この日はイニング間に上着を羽織った。「強がっちゃいました」と笑ったが、マウンドではいつもの頼りになる“半袖エース”が最後まで君臨した。新庄監督も「丁寧に9回まで投げられる精神面の良さが出た。投げるタイミングもいいし、体力もあるし、後ろ髪もなびいてたしね」と笑顔でたたえた。【木下大輔】

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