【阪神】“精密機械”村上頌樹が8回無四球1失点 先代レジェンドに捧ぐリーグ単独トップ4勝

阪神対巨人 力投する阪神先発の村上(撮影・上山淳一)

<阪神4-1巨人>◇25日◇甲子園

小山さんにささげるG倒勝利だ! 阪神村上頌樹投手(26)が、8回を6安打1失点にまとめ、リーグ単独トップの4勝目を挙げた。今季の開幕投手が、高い制球力を生かし、巨人打線を圧倒した。

「フォアボールがなかったのがよかったですね」

左肩に喪章をつけ、懸命に腕を振った。320勝のOB右腕、小山正明さんが18日に90歳で亡くなった。“追悼試合”の意味も込められた伝統の一戦で、初回からストライク先行を意識し、四球0で8回まで投げ切った。無四球が歴代2位の73試合を誇り、「精密機械」と称されたレジェンドに学ぶように、安定した制球力で巨人打線を封じた。

「フォアボールは何も起きない。無駄なランナー。ストライクを投げられたのでよかったです」

MVPで日本一に貢献した23年の9回平均の与四球は、リーグ2位の0・94。一方で昨季は1・93と倍以上に増え、7勝11敗に終わった。だが小山流の制球力も戻った今季は、1・38と頼もしい姿が戻ってきた。

巨人への好相性ぶりも発揮した。「いいイメージでは入れている」。今季は2戦2勝で、通算も3勝負けなしで防御率0・77。「岡本さんにしっかり投げられているのがいいんじゃないかな」。智弁学園で2学年上の先輩4番は、3打数無安打に抑えた。小山さんは1959年(昭34)6月25日の天覧試合にも先発し、ONと名勝負を展開するなど、打倒巨人に闘志を燃やした。村上もその猛虎魂を受け継いでいる。

「頭を取れたのでよかった」。金曜日の男がさらにチームを勢いづける。【塚本光】

阪神安藤投手コーチ(村上について)「前回(広島戦)はやられましたが、今回はキチッと修正してくれた」

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