【ソフトバンク】お得意猛牛狩り!タカ党歓声響いた6回一挙9点「あの回で決まった」小久保監督

オリックス対ソフトバンク 6回表にソフトバンクが9点(撮影・西尾就之)

<オリックス1-11ソフトバンク>◇9日◇京セラドーム大阪

お得意の猛牛狩りば~い! ソフトバンクが今季最多タイ11得点で逆転勝ちした。2-1の6回に打者12人の集中砲火で今季最多の1イニング9得点。6番柳町達外野手(28)がダメ押しの2点適時打を放つなど、打線が計14安打とつながった。これで対オリックス戦は昨季から2分けを挟んで12連勝。さらに今季初めて連敗を阻止し、借金を2に。首位オリックスに3ゲーム差に迫り、楽天と並ぶ4位タイに浮上した。

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お祭り騒ぎだった。タカ党の歓声が敵地のドームに響き渡る。2-1で迎えた6回だ。3連続四球で無死満塁の好機をつくり、牧原大が右前タイムリー。なおも1死満塁から笹川が中前適時打を放った。緒方、山川にも適時打が飛び出す。ベンチも得点を奪うたびに、ハイタッチが乱れ飛ぶ。最後は2死一、二塁で柳町がダメ押しの2点適時二塁打を放った。1イニング9得点は今季最多。見事な集中攻撃で圧勝した。試合後、小久保監督は「あの回で決まりましたね」と納得の表情だった。

チームはレギュラー陣の柳田、近藤、今宮、周東が離脱中。緊急事態も、ここぞとばかりに定位置奪取に燃える若鷹がバットで結果を残した。柳町は「何とかこの場(スタメン)を勝ち取っていけたら」と鼻息荒く、中村らベテラン陣もきっちり仕事を果たす。オリックス戦はこれで今季4勝2分け。昨季から負けなしの12連勝とし、04年~05年以来の連勝街道となっている。小久保監督は記録的な好相性にも「何でですかね。分かりません」とかわしたが、お得意の猛牛狩りは止まらなかった。

5月9日。ホークス球団にとっては、忘れもしない日だ。ダイエー時代の96年同日。日生球場の近鉄戦で、敗戦に怒ったファンが、帰りのチームバスに生卵を投げる「生卵事件」が起きた。今季は4月終了時点で最下位。同事件以来の屈辱だった。ただ5月の対戦戦績は、ここまで8試合を戦って6勝2敗と勝ち星が先行してきた。

さらに今季初めて連敗をせず、最大7あった借金も2に。2度の5連勝に、2度の5連敗もあっただけに「5個勝ったら、5個負けるのでは厳しい。今日は大事だと思っていた」と監督は振り返った。首位オリックスと3ゲーム差に縮め、楽天と並んで4位タイに浮上。昨季のパ王者が息を吹き返し始めた。【佐藤究】

▽ソフトバンク笹川(6回の中前適時打に)「(初回の)先制点を許したタッチアップ(中犠飛)や、好機で凡退といいところがなかったので、このチャンスでは何が何でも結果をだそうと思いました」

▽ソフトバンク緒方(6回2死満塁から2点適時打)「しっかりと気持ちを整理して打席に入りました。いい展開にもっていけるタイムリーになって良かった」

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