【ロッテ】ドラ1西川史礁が12回に涙のサヨナラ打「チャンスをつぶしてばっかりだったので」

ロッテ対日本ハム 12回裏ロッテ1死一、二塁、サヨナラ適時二塁打を放つ西川(撮影・水谷安孝)

<ロッテ2×-1日本ハム>◇18日◇ZOZOマリン

ロッテのドラフト1位西川史礁外野手(22)が試合を決めた。延長12回1死一、二塁。絶好機に代打で登場し、日本ハム山本拓の初球の変化球を捉えた。右中間を真っ二つに割った打球は、プロ初のサヨナラ打に。両拳を握り、仲間の手荒い祝福を浴びた。「こんな大歓声、初めてなので」。涙、涙の劇的勝利。本拠地初のお立ち台では「チャンスをつぶしてばっかりだったので、この1打席に懸ける思いは強かった」と、目を潤ませながら笑顔で声を弾ませた。

球場全体の期待を一身に背負ったプレッシャーのかかる場面で、持ち味の初球フルスイングを思い出した。一瞬ネガティブなイメージも湧いたが「初球から振るスタイルはいつもやってきたこと。それは貫こう」と気持ちを整理して、1球で仕留めた。

エリート街道を歩む大卒ルーキーも、プロの壁にぶつかっていた。敵地で迎えた開幕戦でプロ初安打初打点の鮮烈デビューも、4月12日に2軍降格。同29日に再昇格後も、直近5試合では17打席無安打と、持ち味の打撃に元気がなくなっていた。「最初良いスタートが切れたという感じだったんですけど、なかなかそこから全然うまくいかなくて」。打撃修正に取り組み、栗原1軍打撃コーチらの助言を受けた。今は「始動を早めて打ちに行く間を長く取る」という方法が、しっくりきているという。

ここぞの場面で送り出した吉井監督は「前へっていう気持ちが一番強い選手。その通り打ってくれて良かった」。チームは借金9で最下位に沈み、苦しい戦いが続いているが、西川は「このヒットをきっかけにチームに貢献できるように頑張っていきたい」と上を見据えた。【佐瀬百合子】

◆西川史礁(にしかわ・みしょう)2003年(平15)3月25日、和歌山県生まれ。龍谷大平安では2年春の甲子園で遊撃手として8強。青学大では3年春に左翼のレギュラーになり、3、4年の春にMVP。24年3月、欧州代表戦で大学生ながら侍ジャパン入り。4年時に春秋リーグ戦、大学選手権、神宮大会の4冠達成。昨年ドラフト1位でロッテ入団。182センチ、88キロ。右投げ右打ち。

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