<巨人-広島>◇28日◇石川
巨人トレイ・キャベッジ外野手(28)がプロ野球通算11万号のメモリアル場外弾を放った。1回2死から広島大瀬良の138キロカットボールを強振で引っ張った。手応えあり。飛距離は十分、あとは右ポールの内か外か。見送ったボールの行き先は外野席を越え、さらに奥へ。石川県立でのプロ公式戦116試合目で246本目となる豪快な1発は場外へ。「切れるかと思ったがなんとか残ってくれてよかったよ。逆転できて良かった」と試合をひっくり返す7号ソロとなった。
前日には4回に適時打を放った直後に自ら交代を申し出た。自打球を右足甲に当てた影響で、ベンチに下がっていた。この日は練習から元気な姿を見せていた。岡本が左肘負傷で長期離脱する中、巨人の第93代の4番打者を務める。4年ぶり開催の石川で、4番初本塁打で歴史に名を残した。
先発山崎が1回に先制点を許したが、その裏には増田陸が“お膳立て弾”で同点とした。先頭打者で3号ソロは、プロ野球10万9999号。「昨日の分をやり返したかった。すぐに追いつくことができてよかった」。前日は1点を追う9回2死一、三塁で三振に終わり、ベンチでうずくまった。翌日の第1打席で鬱憤(うっぷん)を晴らした。【阿部健吾】
▽巨人阿部監督(キャベッジのNPB通算11万号に)「すごくいいホームランだったし、(ホームランボールを)捕った方も素晴らしい記念になるんじゃないですか」
▼キャベッジの7号がプロ野球通算11万本目の本塁打となった。プロ野球1号は36年5月4日に藤井勇(タイガース)がセネタース戦で野口明から記録したランニング本塁打。5000本ごとの節目の1発が地方球場で飛び出したのは初めてだ。28日終了時の通算本塁打は11万1本で、内訳は1リーグ時代に2653本、セ・リーグで5万4023本、パ・リーグで5万3325本。