巨人OB明かす長嶋さん監督時代の秘話「1人で静かに湿布をしてる。僕らも見て見ぬふりをして」

94年10月8日、本塁打を放った巨人松井(中央)をベンチ前で迎える長嶋監督(左端)。右手前は原

現役時代に巨人終身名誉監督の長嶋茂雄さんのもとでプレーした巨人OBの角盈男氏(68)元木大介氏(53)清水隆行氏(51)高橋尚成氏(50)が、フジテレビ系情報番組「サン!シャイン」(月~金曜午前8時14分)に出演し、3日に亡くなった長嶋さんとのエピソードを語った。

番組では、長嶋さんがデビュー戦の国鉄(現ヤクルト)戦で金田正一さんから4打席連続三振を喫したことを紹介。その内訳が空振り9、見逃し2、ファウル1だった。

元木氏は「僕らが現役で監督をやられてる時に見逃し三振というのを本当に怒るんですよ。勝負できてないって。凡打しても怒らないんですけど、見逃し三振だけはすごく厳しかった」。さらに「これを見てたらわかりますけど、9つ空振りしてるんですよね。やっぱり長嶋さんは勝負しにいってるというのがこの時からずっと続けてきたんだろうなと思います」と話した。

清水氏は「打った、打たないで怒られることはなかったですけど、元木さんがおっしゃられたようにチャンスでストライクを簡単に見逃した時はものすごく怒ってましたね。よくベンチから物音が聞こえたり」と明かした。

元木氏は「当時、監督が東京ドームで立ってるところにバットケースがあったんですよ。そこに(バットを)みんな入れたんですけど、そのバットをバンバン。だから、スタッフとか(ベンチの)裏にいる人はその音が聞こえたら、『やばい、長嶋さん機嫌が悪い』っていうふうになる」と笑顔で回想した。

角氏は「ビジターで僕が打たれて、サヨナラ負けなんかすると、バスに乗って宿舎に帰るんですけど、途中でバスのカーテンをビリッと破るんです。僕らは(長嶋監督の)第1次の時ですから、頭にくるとあちこちを蹴飛ばすんですよ」と回想。「ただ、かわいいのはホテルの1室にトレーナールームがあるんですけど、1人で静かに湿布をしてるんです。僕らも見て見ぬふりをして、スーッと行く」と懐かしそうに語った。

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