【ソフトバンク】前田純が25歳誕生日に2勝目「最高で~~す!」自身最長8回2安打0封

ソフトバンク対中日 力投するソフトバンク先発の前田純(撮影・梅根麻紀)

<日本生命セ・パ交流戦:ソフトバンク8-2中日>◇4日◇みずほペイペイドーム

ソフトバンク前田純投手が、25歳の誕生日に今季2勝目を挙げた。自身最長の8回を2安打無失点。自己最多10奪三振をマークし、チームに今季最多の貯金2をもたらした。試合後のお立ち台では「最高で~~す!」と何度も叫び、喜びをあらわにした。

危なげなかった。6回1死まで無安打投球。この日の最速143キロ直球を軸に、100キロ台の緩いカーブも交えて的を絞らせない。要所でチェンジアップもさえ、三塁すら踏ませない。高低差を意識した配球も効果的で、これまた自己最多120球の力投を演じた。「自分の持ち味を出せた」。かつての同僚で、しのぎを削ってきた中日三浦との投げ合いも制した。

今季から青色のグラブを右手にはめている。「原点はアニメメジャーなので」。小学2年で野球を始めた。きっかけは、あの不朽の名作野球漫画「MAJOR」。青のグラブは主人公、茂野吾郎の高校時代と同じ色だ。「小学生の頃も青の『茂野吾郎モデル』のグラブを使ってました。今年は初心に立ち返るって意味でも」。本家同様左投げだが、160キロを超える剛速球はない。それでも、スピンの効いた真っすぐと緩急で抑える。スタイルは違っても、22年の育成10位から1歩ずつはい上がってきた。そんな姿は、逆境を乗り越える茂野吾郎とも重なる。

師匠も、見守っていた。オフの長崎自主トレで師事した和田氏がテレビ解説で球場を訪れていた。交流戦通算27勝を誇るレジェンド左腕を前に、前田純が交流戦初勝利を手にしたが慢心はない。「次は(完封を目指して)頑張ります」とさらなる進化を誓った。【佐藤究】

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