<全日本大学野球選手権:福井工大3-0大産大>◇11日◇2回戦◇東京ドーム
大産大が初戦で敗れ、21年ぶりの勝利とはならなかった。プロ注目の小出望那(もなく)捕手(4年=大産大付)は4打席で無安打2三振だった。
今春リーグMVP左腕の高橋克弥投手(4年=高知)は1発に泣いた。2回に3ランを被弾して先制を許したが、その後は打たせて取るピッチングでスコアボードに0を並べた。9回2死二塁で降板。後続が断って3失点のまま食い止めた。
ただ、打線が継投でかわされて攻めきれなかった。0-3の5回には1死二塁と得点圏に走者を置いたが、代わった2番手投手に連続三振。6回には四死球で2死満塁としたが、再び継投で遊ゴロに仕留められて得点を奪えなかった。5投手の前に無得点。小出も4打席で無安打、1死球2三振に終わった。
市川哲也監督(47)は「守りの野球はできていた。高橋と小出のバッテリー中心にはできていた。もうちょっと打てるかなと思ったんですけど」とリーグ戦同様の戦いを全国でも見せたことに手応えも得ていた。
小出も「緊張したけど、楽しかった。悔しいけど、全力は出し切った」とすがすがしい表情。今春を通して打撃面では調子が出なかった。「なかなか調子が上がらず苦しかったが、秋に打ちたい。打撃力が足りなかった」と反省した。
04年以来、21年ぶりの出場で同年以来となる勝利を目指したが初戦敗退。初の8強入りも逃した。ただ、全国の舞台を経験できたのは財産になった。小出は「球場の雰囲気や全国レベルのピッチャーと対戦できていい経験になった。めちゃくちゃ楽しかったので、また戻ってきたい」と秋の全国大会への帰還を誓った。