<日本生命セ・パ交流戦:DeNA9-10ロッテ>◇22日◇横浜
DeNAの交流戦最終戦は大荒れだった。両軍で30安打19得点と打ち合いの末に、1点及ばず敗戦。一時は6点差から1点差まで詰め寄ったがわずかに及ばなかった。これで交流戦は7勝11敗と4つの負け越しで終え、貯金は1となった。
三浦大輔監督(51)はバウアーについて「見たとおりですね。悪かったですね」と評し、打線の追い上げについても「もう少しだったんですけどね。みんな集中して最後まで戦ってくれました」と粘りをたたえた。
交流戦は4つ負け越しとなり「苦しい戦いでした。しっかりと仕切り直してリーグ戦良い形で入っていけるようにもう1回やり直します」と総括した。
序盤から異様な展開だった。DeNA先発の元サイ・ヤング右腕・バウアーがロッテ打線に打ち込まれた。1回先頭、ロッテ藤原は2球目で中飛に仕留めてテンポ良く立ち上がった。しかし、続く寺地に右前打、3番安田には中前への不運なポテンヒットで一、二塁とピンチを招いた。
4番山本への2球目、内角へのツーシームを捉えられ、左翼席に先制3ランを被弾した。バウアーはマウンド上で表情をゆがめて悔しさをかみしめた。
まだここで終わらない。ルーキーの西川の飛球が風にも乗って左翼フェンス直撃の三塁打を打たれると、2死三塁から友杉の左翼への適時二塁打で4失点目。さらに続く小川にも中前適時打を打たれた。
2回にも先頭藤原に四球を与え、寺地、安田の連打で6失点目を喫したところで降板。三浦監督がマウンドに出向き、交代が告げられた。来日最短の1回0/3でKOされ、来日ワーストタイの7失点と散々な結果となり、配信コメントで「今日は何もないです。チームが逆転してくれることを願っています」と話すにとどめた。
一時は6点のビハインドを背負ったDeNA打線もあきらめずに食らいついた。1回に佐野、梶原の適時打と牧の遊ゴロの間に3点を返すと、4回1死二、三塁から度会が2点適時二塁打。ボールを左翼・西川がはじいている間に二走・京田が生還し、送球間に三塁を狙った度会を刺そうとした捕手・寺地の悪送球で本塁まで生還。“幻のランニングホームラン”の形で3点を返した。
5回にはロッテ藤原にソロを浴びて4点差に広がるも、その裏に無死一塁から筒香がバックスクリーン右に豪快な2試合連発となる6号2ラン。さらに京田の適時打で1点差まで詰め寄って前半の5回を終えた。
しかし6回以降はロッテ中継ぎ陣に無得点に封じられた。8回にはウィックが
史上22人目の3者連続3球三振の「イマキュレート(欠点のない)イニング」を達成。マウンドから流れを引き寄せるも、9回は中森に封じられた。
この日は試合前練習中から上空に強い風が吹き荒れた中での一戦。交流戦はチーム打率最下位のDeNAと、前日の同戦で完封負けを喫していたパ最下位のロッテ打線が序盤からド派手な打ち合いを展開するも、本拠地横浜スタジアムで行われた交流戦最終戦で大逆転劇にはわずかに届かなかった。