<日本ハム0-6オリックス>◇11日◇エスコンフィールド
壁画のデザインに切り取られた“代名詞”の雄たけびは、1度も上がることがなかった。
日本ハム伊藤大海投手(27)は6回を投げ自己ワーストタイの6失点。太田に4安打、西野に3安打と固め打ちされ、5年目で最多の12安打を浴びた。「それだけ僕がしょぼかったというか、恐怖感だったりがまったくなかったと思う」。チームの連勝が5で止まった。
球団では15年大谷以来となる、両リーグ10勝一番乗りを目指した。だが序盤から変化球にキレがなく、初回に西野に先制適時二塁打を浴びると、0-3の6回には、2死二、三塁から宗にスライダーを右翼席まで運ばれた。失点はすべて2死から喫したもの。「ツーアウト取れてるのが奇跡というくらい良くなかった」となすすべがなかった。
この日、エスコンフィールドの一角には、伊藤と万波を描いた高さ約10メートルのウォールアートが完成した。同球場の目玉ダルビッシュ、大谷の壁画と同じアーティストが手がけた作品。だが09、11年に一番乗りで10勝に到達したダルビッシュ、10年前の大谷に続く節目の記録に肩を並べることはできなかった。「ファンの皆さんに申し訳ない投球をしてしまった。球場に来た時には楽しんでもらえるようなピッチングをしたいですし、そういう準備をしていきたいなと思います」と前を向いた。【本間翼】