【日本ハム】中継ぎ登板の金村尚真1イニング3者凡退で3連勝貢献「やるべきことは変わんない」

日本ハム対西武 8回表、汗を飛ばし投球する金村(撮影・黒川智章)

<日本ハム6-1西武>◇5日◇エスコンフィールド

日本ハム金村尚真投手(24)がセットアッパーとして再出発した。

不調での2軍降格から約1カ月ぶりに再昇格した西武戦(エスコンフィールド)の8回に今季初めて中継ぎ登板。1イニングを3者凡退に仕留めて、チームの今季12度目の3連勝に貢献した。新庄剛志監督(53)は当面、今季の開幕右腕を勝ちパターンの一角として起用する方針。金村も与えられたポジションで全力を尽くし、チームの覇権奪回に貢献することを誓った。

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5点リードの8回。「ピッチャー山崎福也に代わりまして…金村」というコールにエスコンフィールドが、どよめいた。約1カ月ぶりの1軍マウンドが、昨年5月以来のリリーフ登板。久しぶりの感覚に金村も「やっぱり緊張します」という中で、きっちりと3者凡退。ファンからは大きな拍手が送られた。

金村 やるべきことは変わんないですし、先発と同じように行っていいって言われている。そのような形で行けたので良かった。真っすぐの出力が戻っていたので、おのずと変化球も良くなるなって感じていた。

投球フォームなどで悩み、精彩を欠いていた「先発・金村」は、再調整中に金子2軍投手コーチから復調へのヒントをもらっていた。

金村 右足の使い方。「ここをこうしたら、こうなるよな」っていう感覚的なものをネコさん(金子コーチ)から。あとはやっぱ変化球。ちょっとスプリットの落ちが良くないなって感じていたので、そこは数値を見ながらやりました。

この日は直球も最速150キロをマーク。スプリットで空振り三振も奪った。手応えの残る、セットアッパーとしての再出発だ。

新庄監督からは試合前に「切り替えて、やって」と声をかけられた。当面はリリーフ起用される。しかも、勝ちパターンの一角として指揮官は計算している。

新庄監督 やっぱ先発で調子悪くても、中継ぎでは勝ちゲームで投げさせる選手なんで。普通なら、まずは負けてるときでってなってしまうけど、そういう起用法、あんま好きじゃない。実力は知ってるから「勝ち(パターン)でいくよ」って。(金村の適性は)先発でしょ。だって4完投してますよ。ただ、今の状況を考えたら一番信頼を置けるポジションで。

昨季の開幕当初もセットアッパーで無双の活躍を見せていたからこその“抜てき”だ。金村も「与えられたポジションで活躍するのが選手としての役目だと思っている。まずは、このポジションでしっかり頑張りたい」。上々のリスタート。今季の開幕投手は迷わず右腕を振る。【木下大輔】

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