日本プロ野球選手会は7日、都内で日本野球機構(NPB)との事務折衝を行い、選手やファンを猛暑から守るための「暑さ対策ガイドライン」策定を提案した。森忠仁事務局長は「以前から話しているが、改めて一緒に形にできないかと提起した」と話した。
来季以降の日程作成において、ドーム球場の活用を拡大し、屋外球場での試合は春先などに集中させる案も提案した。特に7~8月の屋外球場開催に関しては懸念が強く、「暑い時期はドーム球場やナイター設備のあるファーム施設を活用すべき」と訴えた。甲子園や神宮の試合を春先に集中させるなど、日程偏りもやむを得ないとし、「何かが起きてからでは遅い」と強調した。
選手やファンの熱中症に関する統計は未収集だが、今後は調査していくことも視野に入れた。Jリーグの酷暑対策ガイドラインや、高校野球で導入している「クーリングタイム」や「給水タイム」も参考にしたい考え。森事務局長は「現場の実情をヒアリングし、必要があれば選手会として提言していく」と話した。
また、誹謗(ひぼう)中傷が増加傾向にあるため、システムを導入して取り組んでいくことをNPBに報告。セ・リーグでDH制が導入されたことについては、「選手会として賛否をまとめてはいないが、大方はは賛成している」とした。リプレーセンターの設置が検討されている件については、「選手、ファン、審判からの期待が高く、早期導入をお願いしたい」と話した。