<エイジェックカップ:第53回日本リトルシニア日本選手権大会>◇7月31日~8月6日◇32チーム◇東京・明治神宮球場ほか◇日刊スポーツ新聞社後援
東北連盟代表の東北楽天と青森山田はともに8強入りを果たした。昨年準優勝の中本牧(関東連盟)を破って準々決勝に進出した東北楽天は、優勝した世田谷西(関東連盟)に善戦したものの、最後は突き放された。青森山田は五條(関西連盟)の猛打に11点を奪われたが、最後まで諦めなかった。東北福祉仙台北は1回戦で敗退した。
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3年前の「選手権2連覇」に憧れて入部した世代だ。春には全国選抜で4強入りした。3年ぶり日本一を目標にしてきた青森山田は1回戦から厳しい試合が続いた。初陣の木更津(関東連盟)とのシーソーゲームは、6回裏にようやく勝ち越して10-8。豊田(東海連盟)との2回戦はタイブレークを制した。
首都圏の酷暑は予想以上で、中條純監督(34)は「タフな試合が続いていましたから…」と心配していた。準々決勝の五條は3年前の決勝の相手。この時は五條の選手がコロナを発症して、戦わずして優勝だった。相手の意気込みは並々ならぬものがあった。
1回表5安打を浴びて3失点、5回表にも5安打で4失点と圧倒された。それでも、中條監督が叫ぶたびに、ナインはそれ以上の気迫で応えた。9点ビハインドの7回裏、先頭から4連打と犠飛で3点を返した。精いっぱいの反撃だった。
中條監督は「コンディションを含めて勝たせてあげられなかったのは監督の責任です」と話しながら、最後まで諦めなかったナインを見つめた。「こうやれば正解というのがわかりかけたところで終わりました。これからが期待です」。5回裏にソロ本塁打、7回裏にも適時二塁打を放った尾崎凱來主将(3年)は「日本一になりたかった。最後はいいチームになれました」と涙が止まらなかった。