【ヤクルト】石川がバットでも偉業 新人から24年連続安打は投手初、球界でも張本ら抜き歴代単独2位

巨人対ヤクルト 5回表ヤクルト2死、石川は24年連続安打となる中前打を放つ。投手田中将(撮影・足立雅史)

<巨人-ヤクルト>◇7日◇東京ドーム

ヤクルト石川雅規投手(45)がバットでも大記録を達成した。DeNA三浦大輔監督(93~16年)に続き、投手では史上2人目となる24年連続安打となった。三浦監督はプロ2年目からで、新人から24年連続は、投手では初だ。

5回2死、巨人田中将から中前打を放った。カウント2ボール1ストライクからの高め144キロに短く持ったバットを上からかぶせた。打球は田中将のわきをライナーで抜け、中堅に転がった。

新人から24年連続安打は野手を含めて見ても、89~15年谷繁元信氏(日刊スポーツ評論家)の27年に続く、歴代単独2位となる記録。いずれも23年で並んでいた59~81年張本勲氏、65~87年衣笠祥雄氏、70~92年門田博光氏のレジェンド打者の記録を抜いた。

投手だからこそ、投手が打つことの影響が分かる。投手として、24年連続勝利の金字塔を打ち立てた翌4月10日も、「打ちたかったですよ。『ちくしょー』と思っていました」と同9日阪神戦で8球粘った末の二ゴロだった5回の打席を本気で悔しがっていた。「まずバントをしっかり。あと自分が相手のピッチャーが粘られると、やっぱり嫌なので。そういう意味でも簡単にアウトにはならないぞ、というのはあります」。まず犠打を確実に決めることを心がけつつ、走者がいない場面や2死の打席では、9人目の打者の意識を強く持つ。

セ・リーグは27年シーズンからDH制の導入が決まった。「僕はルールに従ってやるだけですが、世界のルールっていう意味では、すごくいいことなのかなと思います。ヒットを続けるというのは、必死にやってるだけ」と受け止めていた。来季で見納めとなる“投手の打撃”。ベテラン左腕は、打者石川としても偉大な記録を伸ばした。

▼石川が今季初安打を放ち、プロ1年目の02年から24年連続安打。連続シーズン安打は89~15年谷繁(中日)の27年が最長で、24年以上は6人目。投手では93~16年三浦(DeNA)に並ぶタイ記録となったが、三浦はプロ2年目から。プロ1年目から24年連続安打は谷繁以来2人目。石川は45歳6カ月。45歳以上で安打を放ったのは22年福留(中日)以来6人目で、投手では48歳で打った浜崎(阪急)山本昌(中日)に次いで3人目。

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