【阪神】佐藤輝明 掛布、岡田以来40年ぶり球団生え抜き30発王手「いい投手」中日金丸から一発

中日対阪神 4回表阪神無死、佐藤輝は中越えに本塁打を放ち、ベンチ前で祝福を受ける(撮影・西尾就之)

<中日8-3阪神>◇7日◇バンテリンドーム

阪神佐藤輝明内野手(26)が自身初のシーズン30発に王手をかけた。3点を追う4回先頭。2ボール1ストライクから、先発金丸の真ん中付近に甘く入った128キロスライダーを振り抜いた。グングン伸びた飛球はそのままバックスクリーン下部へ吸い込まれた。

「甘い球がきたんでね。しっかり打ててよかったです」

2試合ぶりの1発で今季73打点目。本塁打とともに、両リーグ2冠を独走する。すでにアーチの数はキャリアハイを塗り替えた。球団の生え抜き選手では85年の掛布雅之、岡田彰布以来、40年ぶりとなる30本塁打にもいよいよリーチをかけた。大台に向けての意識を問われると「頑張ります」とほほ笑んだ。

中日ドラフト1位金丸とはプロ入り後初の対戦だった。同じ兵庫県出身で4学年下の左腕。1打席目は外に逃げる120キロカーブで二ゴロに打ち取られていた。「いいピッチャーですよね。コントロールがいいし、全体的にまとまっているし。よかったと思います」。やられたままでは終わらず、直後の2打席目に放ったアーチ。首位を走る虎の4番が実力を見せつけた。

バンテリンドームでは今季5発目の本塁打となった。昨季は10試合を戦いながら、1本もアーチをかけられなかった舞台。今季の球場別では、本拠地甲子園での7発に次ぐ本塁打数をマークしている。球場の広さも甲子園特有の浜風も関係なし。シーズン41発ペースでアーチを量産し続ける。

今季の開幕前、沖縄・宜野座キャンプで語っていた目標の1つが「30本」だった。中堅から左方向への打球に意識を置くなど、試行錯誤を重ねて臨んだ25年。まずは大台に到達し、取り組みの結実を証明する。【波部俊之介】

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