今季限りでの現役引退が発表された中日中田翔内野手(36)が15日、バンテリンドームで引退会見に出席した。黒のスーツに青のネクタイで登場。「全力で日々やっている中で自分自身満足するスイングできないだとか思い通りに動かないのを感じていた中でこれ以上チームに迷惑をかけられないなと思って決断しました」と説明した。
今後については「これからのことは全く決めてないのでどうなるか分からない」としながらも「正直この2、3年、考える時期が長かった分、精神的にもキツくて、野球を嫌いになりかけてた自分がいたんですけど…。最後は野球を好きになって終わりたい気持ちの方が強い。どういう形で携わっていけるか分からないですけど、チームメート、先輩後輩、まだシーズン残ってますし、全力で見ながらその後は一ファンとして応援していきたい」と率直な心境を明かした。
1年目の中田翔へのアドバイスを問われると「ビッグマウスはやめとけよと。ビッグマウスで良い意味でも悪い意味でもたたかれたので」と苦笑いしつつ「それでこういうキャラ好きやわって言ってくれるファンの方もいましたし、なんやこいつ生意気やなって言われることもたくさんありましたけど、中田翔という人間を貫き通す意味でもそれで良かったのかなと思いますけどね」と自らを誇った。
会見後にはサプライズで大野、ブライトら中日10選手が登場。花束を受け取ると鼻をすすって目を赤らめて涙をにじませた。
◆中田翔(なかた・しょう)1989年(平元)4月22日、広島市生まれ。大阪桐蔭では1、2年夏、3年春に甲子園出場。07年高校生ドラフト1巡目で日本ハム入団。14、16、20年打点王。21年8月、無償トレードで巨人移籍。22年に通算1000打点、23年に通算300本塁打を平成生まれで初めて記録。23年オフに自由契約となり、中日移籍。ベストナイン5度、ゴールデングラブ賞5度。13、17年WBC、15年プレミア12日本代表。今季推定年俸3億円。184センチ、107キロ。右投げ右打ち。