<楽天5-9日本ハム>◇16日◇楽天モバイルパーク
日本ハムが下位打線に並んだ水野達稀内野手(25)と万波中正外野手(25)の活躍で楽天に打ち勝った。前夜はともにいいところがなかった“ミレニアム・コンビ”は、プチ同学年会で巻き返しを誓い合い、この日は水野が3カ月ぶりのアーチを含む2安打4打点。万波も1安打2打点と10試合ぶりに2桁安打をマークした打線をけん引した。首位ソフトバンクとのゲーム差は1つ縮めて「3」となった。
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万波が今季初の「8番右翼」で決勝の先制2点適時二塁打を放った。2回1死一、三塁。「八木コーチとのミーティングの通りに打つことができました」と楽天内の初球、内角高めの144キロ直球を捉えた。
そのミーティングで八木打撃コーチは「矢印(意識)が自分ばっかりに向かないように、ちゃんと野球をやろう、と言った」という。全体的に打撃フォームを意識しすぎて投手との対戦に集中できていないことを指摘。それが直近7試合で計80三振にもつながっていることも説明した。
そこで万波が「じゃあ八木コーチは、三振するなって思っているはずだ」と呼びかけ、積極的に仕掛ける姿勢を野手全員に共有したという。同コーチは「“三振するな”とは言ってないんだけど…」と苦笑いも、この日は初球打ちで7安打。打線全体では16安打で9得点、三振は8個にとどめ、快勝につながった。
万波は、この決勝打が8月4本目の安打。15日までの月間打率は1割3厘と絶不調で3年ぶりの8番スタメンとなったが、どんな打順でもチャンスで打席が巡るのは主力の宿命。「今のチームにプラスアルファを出すには僕がどんどん復調していくこと。またゲーム差は詰まった。そこは大いに意識しながらやりたい」と話した。【木下大輔】