【ロッテ】25歳迎え止まらん!山口航輝「奇跡。後が怖い」4打席連発…勝負年でサインも変更

ロッテ対楽天 1回裏ロッテ2死三塁、先制の左越え2点本塁打を放つ山口(撮影・鈴木みどり)

<ロッテ12-10楽天>◇21日◇ZOZOマリン

ロッテの主砲、山口航輝外野手(25)の勢いがとどまるところを知らない。衝撃の3打席連続アーチで、ZOZOマリンを埋めたファンの度肝を抜いた。20日楽天戦の最終打席から数えて、パ・リーグタイ記録の4打席連続本塁打。しかも全て2ラン以上は史上初の快挙で、本拠地の夜空を彩った。

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初回から球場を沸かせた。2死三塁の絶好機でカウント0-1から楽天先発・滝中の145キロ直球を豪快に振り抜くと、打球は左翼スタンドへ一直線。早くも試合の流れを呼び込む1発となった。続く第2打席は4回無死一塁から甘く入った134キロフォークを見逃さず、左中間スタンドへ運ぶ今季第6号の2ラン。さらにこの回、再び巡ってきた2死一、三塁から、代わったばかりの柴田の直球を完璧に捉えた。まさか、まさかの1イニング2発。打球は再び左翼席へ吸い込まれ、球場は大歓声に揺れた。

19日には2ラン、今季初の4番に抜てきされた前日20日は決勝3ランと止まらない。18日に25歳の誕生日を迎えたばかりで、その直後から3試合連続で本塁打をマークし「奇跡ですね。いいことしかないんで、後がこわい」と話した。

山口にとって、今年は「勝負の年」だった。昨季はわずか51試合の出場にとどまり、本塁打も2本と悔しさの残るシーズン。その現実を真摯(しんし)に受け止め、オフからは「できることは何でも試す」という覚悟で自分を変えることを決意した。「去年の成績があまり良くなかったので、いろいろ変えてみようと思って」。言葉通り、プレースタイルだけでなく細部にもこだわった。例えば今季からは直筆サインを、長年親しんできたひらがな表記からローマ字へ一新。プロ入りから6年間守り続けてきた形をあえて変えたのは、自らを奮い立たせるための小さな決断でもあった。

この日、プロ初先発となった吉川に初勝利をプレゼントした。「ヨシ君(吉川)とはファームで一緒に頑張っていたのでなんとか勝ちをつけてあげたかったので、助けてあげてられてよかった」と、先輩として大きな背中を見せた。

1試合3本塁打は22年9月22日のオリックス戦以来。ロッテの未来を背負う若き大砲が覚醒した。【星夏穂】

▽ロッテ吉井監督(山口の3打席連続本塁打に)「打ってた頃も知ってますけど、山口のホームランは本当に気持ちいい初速の速い打球が出るんで、その山口に戻ってきた。遠くに飛ばすっていうのは本当に素晴らしい」

◆山口が20日楽天戦の第4打席から4打席連続本塁打。連続本塁打のプロ野球記録は22年村上(ヤクルト)の5打数(5打席)で、パ・リーグで4打数連続は17年レアード(日本ハム)以来9人、10度目のタイ記録。山口は途中に四死球を挟まず、4打席連続はパ・リーグ7人目になる。山口は3ラン→2ラン→2ラン→3ラン。すべて走者を置いた場面で打った4打数連続本塁打はプロ野球史上初めてだ。また、山口は4回に2本打ち、1イニング2本塁打は22年辰己(楽天)以来22人、24度目のプロ野球タイ記録。

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