<DeNA1-2阪神>◇27日◇横浜
阪神早川太貴投手(25)のプロ初勝利を祝い、元近鉄守護神で現在くふうハヤテの監督を務める赤堀元之氏(55)が、日刊スポーツに特別手記を寄せた。入団からドラフト指名までの1年間を見守り続けた恩師が、のし上がった努力の男ぶりを明かした。【塚本光】
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くふうハヤテに入団してきた時から、上を目指す気持ちが強い子だと思っていました。練習態度や取り組み方が周りと違って、いいものを持っていると感じていました。言葉ではなく、安定した市役所をやめて入団してきた行動力と、決意がすごいなと思いました。いつも黙々。外れたことがあれば口を出そうかと思いましたが、言うことはほとんどありませんでした。
努力するタイプですね。ハヤテにいるときも、練習前からよく走ったりしていましたし、取り組む姿勢が本当に素晴らしかったです。なかなかいないですよ、こんなにストイックにやっていく人は。言われたことだけでなく、自分が上にいくためにはと考えていました。阪神の2軍の試合でもそうやっている部分があったと思うので、それが支配下昇格につながったのかな。早川自身が努力して勝ちとったものだと思います。
結果が悪かったときは、悔しさが出ていました。すぐ次の練習で課題にとりかかって投球動作を見直したり、いろんな部分で苦しかったんだろうなと見ていました。プロ向きのものを持っているなと思いました。
チャンスをつかんでいく姿を見ていて、本当にうれしいです。早川の活躍はハヤテにとっても、すごく大きいものです。育成でプロに入って、支配下に上がって、1軍で初先発初勝利を挙げたことは、ハヤテにとっても財産になります。「選手も頑張ったらこういうふうになれるんだ」といい刺激になると思います。
プロの1軍の対戦は未知だったと思います。黙々と投げていくタイプなので、「楽しみ」という思いだけでした。リリーフでのプロ初登板(7月16日中日戦)で、1回緊張しておいてよかったですね(笑い)。この日はハヤテもナイターでしたが、試合後に結果を見て、本当にうれしかったです。これはまだ始まりなので、勝ち星を積み重ねていかなきゃいけないと思います。ケガだけはないようにしてください。初勝利、おめでとうございます。