東北福祉大の最速164キロ右腕堀越啓太「1つ大人になった」変化球や投げ分けで2度目の日本一へ

6月12日、東日本国際大戦で力投する東北福祉大・堀越

仙台6大学の秋季リーグ戦が30日に開幕する。春季リーグを10戦全勝で完全優勝し、全日本大学選手権も7年ぶりに制した東北福祉大は連覇を目指し、最速164キロ右腕の堀越啓太投手(4年=花咲徳栄)が大人の投球でチームをけん引する。上位2チームは明治神宮大会出場を懸け、東北3連盟(北東北、仙台6大学、南東北)による代表決定戦(10月25日、26日)に出場する。

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7年ぶりの日本一から2カ月半。東北福祉大の秋が始まる。1年春からチームの勝利に貢献してきた堀越にとって、泣いても笑ってもラストシーズン。非公式ながら最速164キロを誇る剛腕は、自身2度目の日本一のため、そして自らの将来のために腕を振るう。

6月の全日本大学選手権で、3年ぶりに全国舞台のマウンドに戻った。2回戦の東日本国際大(南東北)戦で先発し、6回5安打10奪三振無失点。この日の最速は154キロで、初球から8球連続で150キロ超えを記録して球場を沸かせた。「0で抑えたのは本当に良かったんですけど、まだまだ成長できる内容でした」。ボール先行が目立ち、3四死球と課題も残し、決して満足はしていない。

それでも、1年春からの成長は肌で感じた。「あの時は若くて、勢いだけで投げていましたが、変化球や打者への投げ分けなど、1つ大人になりました」。考える投球ができるようになった。高校時代にはドラフト指名漏れを経験。その悔しさを糧に、はい上がってきた。あの時とは違う-。大人になった“堀越啓太”で勝負する。【木村有優】