<ロッテ1-3ソフトバンク>◇29日◇ZOZOマリン
右脇腹を痛め、ファーム調整を続けていたソフトバンク栗原陵矢内野手(29)が復帰戦でいきなり快音を響かせた。
7月1日の日本ハム戦(東京ドーム)以来、約2カ月ぶりの1軍舞台。7番サードで先発出場すると2回の第1打席でいきなり好機が巡ってきた。2死から牧原大が右翼線二塁打で出塁。「復帰第1打席目で緊張したが、何とか先制点を、という気持ちが上回りました。追い込まれながらいい形でカウントを進められた」。フルカウントまで粘った7球目。ロッテ先発ボスの148キロの直球を中前にはじき返す先制タイムリーだ。一塁ベース上で左手をギュッと握ると日焼けした顔に笑みを浮かべた。
緊張感を少しばかりやわらげたのも自らのプレーだった。初回2死の守備で軽快な動きを見せた。ロッテ高部の強烈なゴロをキャッチ。ワンバウンド送球ながら中村の好捕もあって、しっかりアウトにした。「覚悟を持って1軍に来ましたし、練習から集中してやっていた。(初回の)守備のときに、足がつりました。それくらい張り詰めていました」と笑わせた。9回にも中前打し、マルチ安打。しっかり存在感を見せつけた。
ファームでは弱気になることもあった。野村らが台頭し、快進撃を続けるチーム復帰はあるのか…。「とにかくチームに貢献したい」。覚悟を決めての戦列復帰。「(今日は)いい内容だったので、こういう試合を続けていけるようにと思っています」。佳境のV戦線に頼もしい男が戻ってきた。