【DeNA】藤浪晋太郎が移籍後初勝利「アイ・ラブ・ヨコハマ~」左打者8人は「気にしない」

DeNA対中日 移籍後初勝利し、記念球を手に写真に納まるDeNA藤浪(撮影・河田真司)

<DeNA2-0中日>◇31日◇横浜

DeNA藤浪晋太郎投手(31)が、中日戦で移籍後2度目の先発マウンドに上がり、移籍後初勝利を挙げた。左打者を8人並べた打線に対し、7回4安打無失点9奪三振の好投。5回に9球連続で制球が乱れる場面も見られたが、最速156キロをマークした速球を軸に要所を締めた。大阪桐蔭の後輩でもある松尾とバッテリーを組み、1000投球回も達成。チームは連敗を2で止め、単独3位に立った。

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投げてる藤浪も、ファンも、胸を高鳴らせながら試合を楽しみ、勝利の喜びを分かち合った。3万3052人の大観衆の中、移籍後初勝利を飾った藤浪は、お立ち台からスタンドを見つめた。「素直にうれしいです。本拠地で横浜ファンのみなさんの前で勝てたのがうれしいです」とかみしめながら「アイ・ラブ・ヨコハマ~」と叫んだ。

4回以降、4イニング連続で得点圏に走者を背負っても、焦りや重圧よりもファンのボルテージの上昇を感じながら「気持ちは熱く、頭は冷静に」とさらにギアを上げた。

「マウンド上でも楽しめてましたし、ああいう場面を抑えてこそ、プロ野球の醍醐味(だいごみ)。一番見てて、お客さんも楽しいところだと思うので、抑えられて良かったです」

1点リードの5回、7回はともに1死二、三塁の大ピンチを脱出。スコアボードにゼロを刻んだ直後、藤浪の雄たけびとともにファンの歓声、拍手が大音量で響き渡った。

ただ、目の前の試合にだけ集中し、余計な感情や思考は排除した。この日はロドリゲスを除き、左打者8人がスタメン出場。「相手のオーダーに関しては、自分のコントロールできるところではないので、それに対して、どう投げるかってところだけなので特に気にしないです」と各打者と対峙(たいじ)し、力でねじ伏せた。

高校の後輩でもある松尾と「大阪桐蔭バッテリー」を組み、NPB通算1000投球回を達成するとともに、チームの連敗を2で止めた。「(年齢が)10個下と思えないくらいしっかりしてて、めちゃめちゃ引っ張ってくれた」と感謝。「何でもやりますし、どんな形でも一生懸命腕を振る」と誓った剛腕が、再び単独3位に浮上したチームの起爆剤になる。【久保賢吾】

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