<都市対抗野球:ヤマハ4-1ホンダ熊本>◇第5日◇1日◇東京ドーム◇1回戦
ここぞの場面で、やっぱりベテランは頼りになる。ヤマハ(浜松市)の矢幡勇人(35=専大)が「1番左翼」でのスタメン起用に応える先制弾を打ち上げた。
0-0の2回2死二、三塁。カウント3-1からホンダ熊本(大津町)先発の横川の直球を捉えた。「1打席目は外角のストレートで三振を取られたんで、次は逃さない気持ちで打席に立ちました」。反省を生かして左翼席中段まで持っていく豪快な1発。入社13年目のベテランの打棒が序盤に火を噴いた。これが決勝点となり、2年ぶりの初戦突破に導いた。
今季から走塁コーチとの兼任となり、プレーヤーとの二足のわらじに。負担は大きそうだが、自分で練習量も調節できるようになり「ケガのリスクが減った」と前向きだ。ベテランらしく本番にに合わせてピーキングを設定すると、都市対抗予選4試合で1本塁打6打点、打率5割5分6厘をマーク。好調を維持したまま本大会に入った。
初戦のホンダ熊本戦は左投手対策としてスタメンに抜てきされ、2安打1本塁打3打点の大暴れ。申原(のぶはら)直樹監督に「若返っている」と言わしめる活躍。まだまだ老け込む歳ではない。社会人最高峰の舞台で見せつけた。