<中日3-5阪神>◇2日◇バンテリンドーム
阪神佐藤輝明内野手(26)が今季35号となる先制2ランを放った。0-0で迎えた、3回1死一塁の大2打席。1ボールから、先発マラーの147キロツーシームをしばきあげた。高めの速球に振り負けず、右翼席へ悠々と描いた放物線。中前打で出塁した一走森下もゆっくりと生還させた。
「すごくイメージ通りだったので。いいホームランだったと思います」
初回2死二塁の第1打席では2球で追い込まれ、129キロ変化球で見逃し三振。3球で仕留められた左腕を次打席で撃ち砕いた。「(1打席目は)打てるところにはきていなかったので。しっかり打つ球を打てたのでよかったです」。マラーとはマルチ安打を放った8月19日に続き、今季2度目の対戦。対戦打率を5割に伸ばし、相性の良さを印象づけた。
8月29日巨人戦(甲子園)以来、3試合ぶりの1発。5試合連続打点となる、今季86点目をマークした。量産態勢が続き、これでシーズン41発ペース。ここから4試合に1発のペースで、悠々と到達する勢いだ。
広いとされるバンテリンドームだが、すでに今季6本目の本塁打となった。昨季は10試合を戦いながら0本塁打に終わった球場。セ・リーグの本拠地では8発を放った甲子園に次ぐ本数を誇っている。「たまたまなんでしょうけど。まあまあ、よかったです」。左打者に不利となる聖地の浜風も、球場の広さも関係なし。取り組み続けて来た打撃の結実を、数字が物語っている。
チームの優勝マジックもこれで6に減少。「もう、変わらず。明日も頑張ります」。虎の4番として、最後まで自分の仕事を全うする。【波部俊之介】