<ロッテ-日本ハム>◇3日◇ZOZOマリン
投打二刀流に挑戦している日本ハム柴田獅子投手(19)が粘り腰で、負けられない試合を接戦に持ち込んだ。プロ2度目の先発マウンドは「立ち上がりにバタついてしまったことが悔やまれます」と振り返った。
初回はロッテの1番高部に出はなをくじかれた。初球の143キロを右翼線へはじき返されて二塁打。いきなりピンチを背負うと、制球も乱れた。2番西川にはカーブ、直球、スライダーが外れて3ボールに。8メートル前後だった風になかなかアジャストできず、最後はストライクを取りにいった直球を捉えられて先制の右前適時打を献上した。
2、3回も走者を出したが、初回のように崩れなかった。「なんとか粘って最少失点で切り抜けられたことはよかったと思います」。しっかり立ち直って3回5安打1失点、プロ最多となる、ほぼ予定通りの51球で降板した。「高部さんは本当にすごい。どこに投げても打たれそうな印象でした」と、3回にも安打を打たれた高部の打撃技術を“打者柴田”として目に焼きつけながら、求められた役割はしっかりこなした。
首位ソフトバンクがオリックス相手に試合を優位に進めていた中で、試合を壊さず先輩たちにバトンをつないだ経験値は、今後の柴田の血となり肉となる。【木下大輔】