【阪神】伝説「9・7」に優勝決定か 藤川監督も投げた20年前「めちゃくちゃしたれ」でV加速

2005年9月7日 中日対阪神 9回裏中日1死二、三塁、自らマウンドへ足を運んだ岡田彰布監督(中央)は久保田智之らナインに言葉をかけた

<阪神-広島>◇7日◇甲子園

阪神が2年ぶり7度目のリーグ優勝へ、優勝マジック1で9月7日を迎えた。

決まれば日付の上では90年巨人の9月8日より1日早い、2リーグ制後最速の優勝決定となる。

阪神の「9・7」といえば05年が思い出される。

優勝を争っていた中日との天王山第2ラウンドはナゴヤドームで開催。5時間1分の死闘の末、岡田彰布監督率いる阪神が制し、優勝に大きく前進した伝説の試合だ。

3-1の9回裏、守護神・久保田智之が大ピンチを招いた。二ゴロでの本塁セーフをめぐって阪神が猛抗議。平田勝男ヘッドコーチが監督の身代わりになって暴力行為で退場した。

岡田監督は選手を守備位置からベンチに戻し、18分間も試合が中断した。球団社長の必死の説得で再開したが、その後同点とされ、なおも1死満塁。サヨナラ負けの絶体絶命ピンチで、岡田監督が就任2年目にして初めてマウンドに向かった。

久保田にマウンドで「打たれろ。めちゃくちゃしたれ。俺が責任をとる」と強烈にハッパをかけた。久保田が怒濤(どとう)の2者連続三振。延長11回、中村豊の阪神移籍3年目での初アーチで勝利を収めた。久保田は最後まで3イニングを投げ抜いた。

この年、セットアッパーとして大ブレークした藤川球児監督(45)も出場した。先発下柳剛のあと、6回から2イニングを投げて1失点。本来なら7回の1イニングというところだが、シーズンの勝負どころでリリースエースを前倒しで投入する必殺継投だった。

岡田阪神はそれから3週間後、9月29日に2年ぶりのリーグ優勝を決めた。

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