【都市対抗野球】「うちは最後まで諦めない」優勝の王子、決勝も自慢の攻撃陣で逆転

王子対三菱自動車岡崎 優勝し涙ぐむ王子・湯浅監督(撮影・野上伸悟)

<都市対抗野球:王子2-1三菱自動車岡崎>◇第12日◇8日◇東京ドーム◇決勝

王子(春日井市)が21年ぶり2度目の優勝に輝いた。1点を追う8回。先頭の細川勝平捕手(31=中部大)が口火を切る中前打を放ち、ヘッドスライディングで二塁へ。アウト判定だったがリプレー検証の末に判定が覆り、無死二塁のチャンスを作った。塁上で雄たけびを上げるチーム最古参の姿が仲間たちを奮い立たせ、2本の単打を絡め2点を奪って逆転した。

終盤に流れを引き寄せてきた。今大会5試合のうち、決勝戦を含む3試合が8回時点で相手にリードを許した展開だったが、1試合平均5・6得点の攻撃陣の前では射程圏内だ。自慢の攻撃陣で劣勢を何度もひっくり返してきた経験から、神鳥猛流内野手(31=中部大)は「うちは最後まで諦めないチームカラーですから」と力を込めた。

試合後に三塁側スタンドに集う応援団と喜びを分かち合い、細川は「この景色をずっと見たくて1年間頑張ってきた」と声を震わせた。湯浅貴博監督(52)は「社会人野球に携わる人間としては、従業員やファンの皆さまに明日への活力、を届けたい一心でやってきた。それができて本当にうれしい」とかみしめた。【平山連】