東大“サブマリン”渡辺向輝「自分としては1つのケジメ」プロ志望届提出 父はロッテ渡辺俊介氏

東大のエース渡辺向輝(撮影・平山連)

父である元ロッテ渡辺俊介氏と同じくサブマリンの東大の渡辺向輝投手(4年=海城)が11日、プロ入りへ並々ならぬ思いを口にした。

13日開幕の東京6大学秋季リーグを控え都内で行われた記者団懇親会に出席。今秋のドラフト会議に向けてプロ志望届を提出したことについて「自分としては1つのケジメとして考えています」と力を込めた。

「プロでプレーをしたいという思いだけではなく、自分の中で父親に勝とう、勝とうという風に野球や勉強なりに挑戦してきた中で、野球での決着をつける。自分の中ではこれでプロに行けなかったら、野球に関しては勝てなかったと。もしいけなかったとしたら、それは大学まで続けてきた野球を自分が一番納得いく形で終わらせられるかなという思いがあって、プロ志望届を提出しました」

「1つのケジメ」「父親に勝とうという風に野球や勉強なりに挑戦してきた中で、野球での決着をつける」。ズシンと刺さるような重い言葉の数々は、さらに続く。ドラフト指名に関する順位縛りについて、こう述べた。

「育成の場合は一般就職しようというふうに考えています。会社で働くというのもすごい自分の中では興味があったので、支配下で指名されなければ野球はやめようと思っています」

高いハードルを敢えて設定した。

「支配下で選ばれるのは現実的に考えたら、かなり厳しいというふうに自覚はしている」

結果だけがモノをいうプロの世界。

「評価してもらえれば野球を続けますし、実力及ばずということがドラフトの結果を得て分かれば、そこが自分の中でも野球で辞め時だというふうに思っています」

一点の曇りはない。

毎試合が絶好のアピールの場だ。

「自分は三振を取るのが難しいピッチャーというのはもう分かっているので、アピールするのはフォアボールを出さない。とにかくどんなシチュエーションで出てきたとしても、ストライク先行でいけるところをアピールできたらなという風に思います」

尊敬する父からは「どっちに転んでも、やりたいことを最後までやる。一度決めたことはやりきれ」とエールを受けた。逃げずに立ち向かう。

東大のエースの決意に、揺るぎはない。