【DeNA】地元で二刀流の活躍!東克樹「名電時代の冬練生きた」決勝スクイズ&セ・トップ14勝

中日対DeNA ヒーローインタビューを終えポーズを決める東(撮影・森本幸一)

<中日0-1DeNA>◇17日◇バンテリンドーム

DeNA東克樹投手(29)が、セ・リーグでハーラートップを独走する14勝目を挙げた。持ち前の丁寧な投球で102球を投げ、8回4安打無失点9奪三振と快投。7回1死三塁には決勝スクイズも決め、攻守で野球センスを存分に披露した。対中日は自身11連勝とし、三浦大輔監督(51)に球団歴代単独3位となる通算337勝目をプレゼント。チームも今季最長タイの5連勝を収め、CSホーム開催の権利を持つ2位死守へまた1歩前進した。

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東が自信を持ってバットを寝かせた。7回1死三塁、2球目。中日金丸の146キロ直球をコツンと転がした。絶妙なスクイズを決め「ワンチャンスをどちらがものにするかという試合だった。(スクイズの)可能性は感じてたので動揺することなく決められました」と決勝点をもぎ取った。

本職のマウンドでも、好相性の中日打線を気迫で圧倒した。7回、先頭細川に二塁打を浴びて無死二塁のピンチを招くと、ギアを1段階上げた。福永、山本、ボスラーと3者連続空振り三振。8回4安打無失点と沈黙させ、対中日は今季4戦4勝で、23年4月30日から自身11連勝とした。

投打での「野球センス」が光る。今季、得点圏打率は3割3分3厘を誇り、犠打もチーム最多タイの11。試合前練習では通常メニュー後に屋外の暑さに体を慣らすために、野手陣の打撃練習の打球を外野で守る「打球捕」で汗を流す。外野守備のセンスには、河田外野守備兼野手コーチも舌を巻くほど。「体を動かすのが好きで、小学生時代も休み時間にいろいろなスポーツをしていたのが運動神経につながっていると思う」と振り返る。

たゆまぬ鍛錬も血肉になっている。バンテリンドームからほど近い愛工大名電時代。冬練で毎朝午前6時から約1時間半、足袋をはいてひたすらバント練習に費やした。極寒で手がかじかみながらの日々が、ここぞの決勝スクイズにつながり「さんざん名電時代にやった冬練が生きました」と回想した。

二刀流の活躍でハーラートップを独走する14勝目を挙げ、目標に掲げる最多勝に前進。さらに三浦監督に球団歴代単独3位となる通算337勝目をプレゼントした。「今日勝ちを取れたのはチームとしても僕個人としても非常に大きかった」と東。エースの称号に、もはや異論はない。【小早川宗一郎】

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