【阪神】森下翔太が球団初3年目右打者200打点…「森下だけ」高校時代に名将を驚かせた集中力

広島対阪神 3回表阪神無死二塁、森下は左越えに2点本塁打を放つ(撮影・藤尾明華)

<広島2-7阪神>◇18日◇マツダスタジアム

阪神森下翔太外野手(25)はバットを持ったまま、白球の行方をじっと見つめた。左翼席上段を越え、防球ネット直撃の特大弾。“確信歩き”で豪快に節目の打点を挙げた。

「打点は前のバッターが塁に出ないといけない。そういうのも積み重なり、ここまで来られて良かった」

0-0の3回無死二塁。広島先発高の145キロ直球を思い切り振り抜いた。1打席目に空振り三振を喫した左腕から今季22号先制2ラン。「1打席目は三振してしまった。今回は絶対に打つ、と強い気持ちで打席に入った」。プロ3年目で通算201打点目。球団生え抜きの右打者で岡田彰布の同199打点を超え、初200打点超えだ。ドラフト1位指名を受けた前監督の記録を更新。両リーグ最多20度目の決勝打も球団歴代単独2位となった。

ここぞの一打につながる集中力。その片りんを東海大相模高時代から見せていた。2年時の17年、春季神奈川大会の期間中。周りから声をかけられても聞こえないほど、自分の世界に没頭して練習していた。「今のは違うな」と自問自答しながらバットを振り続ける姿。同高を春夏計4度の甲子園優勝に導いた恩師の創志学園・門馬敬治監督(55)も驚きを隠せなかった。

「すごかった。そんな姿は見たことがなかった。後にも先にも森下だけ」

オリオールズ菅野、広島田中ら多くのプロ野球選手を育ててきた同監督がそう語るほどの集中力は今、さらに磨きがかかっている。 前日17日の同戦も4安打2打点。佐藤輝が2戦連続ベンチ外となった中、打線をけん引した。「自分もチームに貢献しているというのをしっかり見せられた。引き続き頑張りたい」。前回優勝時の23年は日本シリーズで新人歴代最多7打点で日本一に貢献した。今年もさらなる歓喜を味わうため、勝負強さを光らせる。【塚本光】

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