<東京6大学野球:明大-東大>◇第2週第1日◇20日◇神宮
東大史上歴代最多の17勝を挙げたサブマリン岡村甫(はじめ)氏(87)が、「東京6大学野球連盟創設100年」を記念したレジェンド始球式に登場した。母校のユニホームを着てマウンドに上がり、渾身(こんしん)の力で上手投げで投げ込んだ。2日前に87歳になったばかりのレジェンドは「いやぁ~。うまくいかなかったですね。下半身がもう(安定せず)、下手投げをするには無理ですね。0点に近い」と苦笑いを浮かべた。
高校時代までサイドスローだったが「下から浮き上がるボールを投げたい」と改良を重ねた末にアンダーにたどりついた。通算17勝のうち、対明大から7勝を記録。「あの頃明治と早稲田はチームで攻めてくるもので、最初のバッターを見ていれば攻め方が分かった。(選手おのおのが)勝手に攻めてくる慶応や法政にはなかなか勝てなかったね」と懐かしそうに振り返った。
卒業後には工学分野で名をはせ、母校の監督を務めた経験もあった。春から黒星が続く後輩たちへ「戦えばいつか勝てる時がくる。チャンスは逃さない」とエールを送った。