<日本ハム8-7ロッテ>◇20日◇エスコンフィールド
日本ハムが今季10度目のサヨナラ勝利で逆転優勝への望みをつないだ。試合後、新庄剛志監督(53)が開口一番「浅間君!」とたたえたヒーローが乱戦にけりをつけた。9回2死二塁から代打浅間が左越えのサヨナラ適時二塁打。「代打を送る前に(15日西武戦の)レフトへの3ランのイメージがすごい降りてきて。勝負してくれないかなと思ったら、勝負してくれた。よく決めましたね」。指揮官もベンチ前でピョンピョンと跳びはねて喜んだ。
重苦しい試合で、なんとか白星を拾った。4回までに最大5点リードも、7回2死走者なしから二遊間の連続失策で追いつかれた。ともにゴロがイレギュラーしてファンブル。新庄監督も「あれは記録員の方、ちょっと(記録を)変えてもらいたい。あれはヒットです」と擁護するほど、不運な追いつかれ方だった。
7回の攻撃も流れが悪かった。先頭の石井がミスを取り返すように三塁打を放ってチャンスメーク。1死三塁で水野が打席に立った場面で、新庄監督はスクイズを敢行。ただ、ロッテ沢村が投じた外角へのスプリットを水野が空振りし、結果的に三塁走者の代走五十幡が盗塁死となってチャンスを逸した。
その場面も、指揮官は「キャッチャーの佐藤君も真ん中に構えていた。作戦的には間違いじゃないです。(沢村が)走ったのを見てフォークを外にコントロールしていたなら、もう『失礼しました』です」と振り返るほどツキもなかった。
それでも最後は押しきった。首位ソフトバンクが負けただけに「勝ってよかった。何が起こるか、わからないからね。もう相手どうこうじゃない。勝ち続けて、相手がどう転ぶかは結果を見てみないとわからない。明日も、取りに行きます」。首位とは3・5差で残り9試合。厳しい状況は変わらないが、まだ諦めない。【木下大輔】
▽日本ハム達(5回7安打4失点で8勝目はお預け)「序盤から援護点をもらっていながら、試合をつくることができず、チームに申し訳ないです」