【オリックス】岸田監督「みんな執念を見せてくれた」みずほペイペイDでの連敗は13で止まる

ソフトバンク対オリックス 勝利投手となった山崎は笑顔でガッツポーズ(撮影・梅根麻紀)

<ソフトバンク4-5オリックス>◇20日◇みずほペイペイドーム

オリックス山崎颯一郎投手(27)の渾身(こんしん)の火消しが、鬼門突破を呼び込んだ。3-3の8回。4番手のルイス・ペルドモ投手(32)が自らの失策も絡んで無死満塁のピンチを招き、マウンドへ。

「すごく緊張していましたけど、意外と冷静にいけました」

ソフトバンク海野を低め変化球で空振り三振に仕留めると、代打野村は149キロ直球で浅い中飛。最後は1番周東から外角高めの直球で見逃し三振を奪った。「開き直って(捕手の若月)健矢さんのミットをめがけて1球1球丁寧に投げました」。絶体絶命の場面を切り抜け、グラブをたたいた。

直後に打線が奮起。ソフトバンク守護神の杉山から3四死球で1死満塁の好機をつくり、9番広岡大志内野手(28)が低めに食らいつき、右前適時打。さらに代打杉本裕太郎外野手(34)の左犠飛で2点を勝ち越した。

これで昨年7月26日から続いたみずほペイペイドームでの連敗を13で止めた(1分けを挟む)。昨年4月25日に球場名がみずほペイペイドームとなってから15試合目で初勝利。ソフトバンク戦の連敗も8で止めた。岸田護監督(44)は山崎を「あれで勝ったと言いますかね、あれでチャンスをつくったと思います。素晴らしいピッチングでした」とたたえた。山崎は今季3度の登録抹消もありながら2勝目を手にした。こんがりと日焼けした右腕はお立ち台で「みんなで勝った勝利です」と笑みを浮かべた。

最終回を託された才木海翔投手(25)は近藤に右翼へソロアーチを浴びながら後続を打ち取り、ゲームセット。「クローザーやっている人すごいと思います」と話し、胸をなで下ろした。熱戦を制し、指揮官は「みんな執念を見せてくれた。大きい1勝だと思います」。勢いづいた猛牛軍団がCS進出圏内を守り抜く。【村松万里子】

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